平成22年式 アルト ラパン 車検でのご入庫。
いつもどおり 車検点検項目を点検すすめました。
まずは、バッテリー点検です。
バッテリーテスターにて
『要交換』
と出ました。
新車についてきたバッテリーで5年間一度も交換していません。
しかし、バッテリーは3年目以降 急激に性能低下を起こします。
エンジンが掛かってバッテリーに充電するのですが古くなると電気がバッテリーに入っていかなくなり充電することが出来なくなってきます。
『朝、普通に掛かったのにコンビニよって掛けなおそうとしたら掛からなくなった!!』なんてことは良くおこります。
携帯電話がだんだん電池の持ちが悪くなるのと同じ感じです。
3年経っていたら要注意です。
もちろんバッテリーを交換したら、車両側の充電システムに異常が無いか点検をすることは忘れてはいけません!!
バッテリーが元気であることと、車輌側が正常であることが大切です。
お次にブレーキ周りです。
ブレーキパッド、ブレーキシューまだまだ残りありますが、今回は油圧関係で最も傷む、後ろブレーキのホイールシリンダーをオーバーホールすることにします。
こちらの部品がホイールシリンダーのピストンセットです。
ここが悪くなるとブレーキフルード(オイル)が漏れ出し、ブレーキが効かないなんてことになりかねません。
この黒い部分がゴムで劣化しますので定期的なお取替が必要になります。
お次はいつものスパークプラグです。
こちら走行距離5万km代でこのような状態です。
新車のときは、コストダウンの為か、片側だけ白金やイリジウムを使用したプラグを採用している車がかなりあります。(特にコンパクトカーや軽自動車)
真ん中の白いところから針のように出ているところが中心電極でここは、耐久性のあるイリジウムという貴金属が使われています。
しかしL字型になった接地電極は普通の鉄なので、磨耗が早く写真のように磨り減ってしまいます。
今回も、長寿命タイプのイリジウムプラグに交換しました。
中心電極も、接地電極もイリジウムと白金を使っているので磨耗が少なく長持ちします。
お値段も片側イリジウムプラグとほぼ変わりませんので、お得です。
プラグが悪い状態で乗り続けると、火花を飛ばすコイルという部品に負担がかかり壊れてしまうことが多々あります。金額的にも負担が大きくなりますので
コンパクトカー、軽自動車にお乗りの方 一度点検してみたらいかがでしょうか。