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故障修理・整備 アルファロメオ

アルファロメオ スパイダー2.0(916)整備 前編

アルファロメオ スパイダー2.0(916)のご入庫

ご用命は
①エンジンからの異音
②加速が悪い
③アイドリング時回転がハンチングのように波打つ
④クラッチが重い
⑤オイル漏れ等etc

以前から他店で診てもらい様々な手を打っていたとの事ですが、本来のアルファロメオのツインスパークエンジンの性能がこんなものなのか(ふけ上がりの悪さや音など)と悩んで当店にご来店いただきました。

整備を着手する前にどのような整備メニューで進める必要があるのかよく考えなければなりません。

まず、乗ってみてすぐにわかるクラッチペダルの重さは間違いなくクラッチの摩耗が原因ですのでクラッチオーバーホールが必要と判断します。
エンジン後端部のオイル漏れも酷く、クラッチオーバーホールの際ミッションを外して後端部の整備をすることで解消する見込みです。

エンジン関係の様々な症状がある中の異音は、バルブまわりのバリエーター付近から出ているようですのでタイミングベルトを取り外してでの整備が必要になります。

その際にバルブタイミングなども合わせるので、正常な組み付けであることを確認したうえで加速不良などのチェックを進めていくことにします。

大きな整備の流れとして
①クラッチオーバーホール
②タイミングベルト&バリエーター交換

この2点を軸にして進めていきます。

 

まずはクラッチオーバーホールです。

トランスミッションを降ろしてクラッチを交換します。

クラッチ板はリベットが出てきていますので限界です。

クラッチを限界まで使用すると均等にプレッシャーが掛からなかったり軽い滑りを起こしますのでプレッシャープレートやフライホイールの当たり面に滑りを起こしてまだら状の跡が見受けられるようになっていることが多いです。

今回こちらのお車もマダラ状になっていました。

プレッシャープレート

フライホイール側も同様

このまま組み付けると平面が均一でなくジャダーなどの不調が起きてしまいます。

プレッシャープレート(クラッチカバー)は新品に交換、フライホイールは平面研磨を行い平坦にします。

 

エンジン後端部のオイル漏れはエンジンリアオイルシールとバランサーシャフトのメクラからでしたので新しくシールし直すことで解決です。

次にトランスミッション側です。
ミッションフロントオイルシールはレリーズベアリングガイドと一体ですので交換します。

ミッションからのオイル漏れを防ぐとともに、ガイドパイプの摩耗も一新されますのでレリーズベアリングの摺動もよくなります。

クラッチオーバーホール後は、操作力も軽くなりミートポイントも正規の位置に回復し、かつオイル漏れも解消しました。

①の作業について完了です。

 

次回は②タイミングベルト&バリエーターまわりの整備をご紹介します。

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