アルファ147 ツインスパークのご入庫
ご用命は、”エンジンチェックランプ点灯してエンジンが吹けなくて進まない”との事
確かにテスト走行をすると2000回転以上エンジンが吹け上がらず進みません。
そこで、診断機を繋ぎ故障コードを読み出します。
P0340 タイミングセンサー上限越え/信号なし
の故障コードを拾っています。
クランクシャフトとカムシャフトの同期が正常であることでエンジンは正常に回転することできています。
クランクとカムのシャフトの位置関係をモニターするために角度センサー(タイミングセンサー)と呼ばれるものがそれぞれについています。
今回は、カムシャフトの角度センサーが正常にモニターすることが出来なくなった不具合です。
アルファロメオのツインスパークはカム角センサーは、タイミングベルトがかかるスプロケットの裏にとりついているためタイミングベルトを取り外さなければならず交換が困難です。
こちらのお客様、1万km走行前に他店でタイミングベルトを交換したばかりでした。
タイミングセンサーを交換するにはタイミングベルトを外さなければならず二度手間になってしまいました。
アルファロメオのタイミングベルト交換は4万Kmもしくは4年毎を推奨していますが10万kmを超えてのタイミングベルト交換の際は予防整備を込めてタイミングセンサーも交換しておいた方が今回のような二度手間を防ぐことが出来るのではないでしょうか?