栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 アルファロメオ

アルファロメオ147TS ヘッドカバーオイル漏れ

アルファロメオ147TSセレスピードのご入庫

エンジンヘッドカバーから大量のエンジンオイル漏れがあり 

エキゾーストマニホールドへの付着(車両火災の恐れ)

ラジエータロアホースへの付着(ホースゴムへのオイルによる侵食により冷却水漏れの恐れ)

があった為、ヘッドカバーパッキン交換を行いました。

IMG_20160220_205806

IMG_20160220_210821 IMG_20160220_210829

ヘッドカバーを外した写真です。

全面に液体ガスケットが塗布してあります。パッキン自体は硬化して弾力はありませんので、これでは漏れて当然です。

きれいに液体ガスケットをはがし新しいヘッドカバーパッキンを組み付けました。

 

ここで、以前行われた整備での問題点が何点か浮上してきました。

まずひとつは、この全面に多量に塗られた液体パッキンです。

液体パッキン自体昔のものに比べ大変性能が向上しておりそれだけでも密閉を保つ能力が高まっているためゴムパッキンの補助的な意味合いで使う整備士は多いのですが問題はその塗り方です。

今回は液体ガスケットを大量に塗布していた為ヘッドカバーを組み付けた際液体ガスケットが多量にはみ出てしまっていたのです。

外にはみ出る分には機能上問題は無いのですが、エンジン内部にはみ出るのは大問題です!

はみ出てそのまましっかりくっついてくれてればいいのですが、剥がれ落ちてエンジンオイルのオイルラインに流れ込んで詰まらせてしまうなんてこともありえるのです。

オイルラインの詰りは人間の心筋梗塞と同じでエンジン故障を引き起こす原因になります。

実際、過去にけたたましいタペット音を鳴らしていたBMWの6気筒エンジンではバルブのラッシュアジャスターへの油路に剥がれ落ちた液体ガスケットが詰りアジャスターに油圧が掛からず異音が出ていたなんてこともありました。

オイル漏れが怖いのでたくさん塗りたい心理はわかるのですが塗りすぎは禁物です。

 

次の問題点は、こちらのお客様半年前にタイミングベルト交換を他店にて行っていたということです。

タイミングベルト交換とヘッドカバー何か関係あるの?と思われる方も多いと思いますが、アルファロメオに詳しい方には知られた話なのですが、このエンジンはタイミングベルト交換時はヘッドカバーを開けてSST(特殊工具)を使いカムシャフトをロックさせなければ正規の位置を出すことが出来ないのです。

タイミングベルト交換時の写真

IMG_20160211_132336

ということは、半年前にヘッドカバーは開けている=ヘッドカバーパッキンは交換しているはず なのですが、明らかにパッキンは劣化しているので交換していません。

ヘッドカバーを開けずにやったのか、パッキンを再使用したのかは不明ですがどちらにせよ今回のオイル漏れは半年前のタイミングベルト交換をしっかり行っていれば防げていた事です。

お客様もタイミングベルト交換時の交換部品の内容までは特に説明を受けなかったそうです。

よく、イタリア車は壊れやすいなどといわれることが多いのですが、しっかりした整備を行ってもらえたかも大変重要なことです。

壊れやすい部分も確かにありますが、ウィークポイントを適切に処置することでとても楽しく付き合うことが出来るのもイタリア車の醍醐味だと思います。

 

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

メルセデスベンツ320CDI(W211)ブレーキペダルが硬く効かない

メルセデスベンツ320CDI(W211)のご入庫 ブレーキペダルが硬く感じるときがあり強くペダルを踏んでいないとクリープで車両が進んでしまう時があるとの事。 症状は常に起きるのではなく時々起きるそうで、症状が出るときはブレーキペダル前方で”シュー”と音がするそうです。 入庫時は症状が発生しておらずペダルに違和感は感じませんでした。 お話をお聞きしてブレーキブースター関係の不具合のように感じますがブースターの機能点検では異常はないように思われました。 ブレーキブースター(マスターバック)とはブレーキペダルの ...

続きを見る

ダイハツ ハイゼットトラック(S211P)コンプレッサーが頻繁に入り切りする

ダイハツ ハイゼットトラック(S211P) エアコン(冷房)が効かず、何かカチカチ音がするとの事 カチカチ音はすぐにわかりました。 https://masutaka.co.jp/images/VID_20240527_210656.mp4 エアコンコンプレッサーのマグネットクラッチが頻繁に入り切りを繰り返している音でした。 マグネットクラッチがONするとコンプレッサーが回り冷媒を圧縮するのですが、すぐに切れてしまいますのでコンプレッサーは回らずこれでは冷房は効きません。 マグネットクラッチはをONするにも ...

続きを見る

ニッサン デイズルークス(ML21S)エアコン重複故障

ニッサン デイズルークス(ML21S)のご入庫 エアコンが温風しか出ないとの事 エアコンの冷房が効かない云々よりも温風しか出ませんので、エアコンコントロールがヒーター側で固定されているようです。 オートエアコンで自己診断機能がありますので操作パネルを操作して読み出すとパネルに20.3という数字が出ました。 この数字は故障コードのことで20.3はエアミックスアクチュエーターの故障コードを表しています。 エアミックスアクチュエーターとはエアコンユニット内部の温かい所と冷たい所に風を振り分けるフラップをコントロ ...

続きを見る

ルノー メガーヌⅢRS 冷房が効くときと効かない時がある

ルノー メガーヌⅢRSのご入庫 エアコン(冷房)が効くときと効かない時があるとの事。 ご来店時は効いているとの事で確かに冷たい風は出ていました。 しかし冷媒ガスのメンテナンスは行った記憶が無いとの事でしたのでまずはガス量が適正なのかを確認するために冷媒ガスのメンテナンスを行うことにします。 冷媒ガスを車両から専用機に抜き出して測量すると規定値510gに対して320gしか回収できませんでしたので190gほど減っている状態でした。 これは漏れているというよりもゴムホースやジョイント部分からわずかに大気に放出し ...

続きを見る

ホンダ アコード(CF3) エンジンオイル漏れ

ホンダ アコード(CF3)のご入庫 エンジンオイルが地面まで垂れているとの事。 漏れ箇所はエンジン後端部でオイル漏れをたどるとそこにはディストリビュータがありました。 この部品はカムシャフトで駆動するため中に回転するシャフトがありますが、シールが悪くなりエンジンオイルがシャフトを伝わり漏れ出していました。 デスビキャップ内側にもオイルが飛び散って掛かっています。   まだこの部品自体リビルトの供給がありましたのでリビルトアッセンブリーで交換します。 ディストリビューターの役割は複数シリンダーを持 ...

続きを見る

フォード エコスポーツ 冷却水もれ 

フォード  エコスポーツ 冷却水が漏れてしまっているためロードサービスで搬送されました。 漏れ箇所は一目瞭然で冷却水リザーブタンクへの戻り側パイプ取付部の割れです。 戻り側ですのでどんどんここから冷却水が漏れて無くなっていきます。 樹脂製のパイプが割れてしまっています。 ユーザーはビニールテープで何とか付けようとしたようですがタンクまで圧力が掛かるためテープ位で漏れを止めることはできません。  タンクにも細かなクラックが発生しているため同時に交換します。 現代車はこのように水回りに樹脂部品を使うことが普通 ...

続きを見る

ダイハツ  ロッキー(F300S)ステアリングアイドラアームのガタ

ダイハツ ロッキー(F300S)のご入庫 初代ロッキーで平成6年式になります。 エンジンオイル交換の際に重大な不具合を発見しました。 ステアリングアイドラアームのボールジョイントが外れ掛かっています。 揺するとボールジョイントはガタガタになっていました。 https://masutaka.co.jp/images/VID_20221119_113630.mp4 アイドラアームの支点部分のブッシュにもガタが発生していました。 ステアリングの操作を伝える重要な部品でもし外れた場合はハンドル操作が出来なくなる重 ...

続きを見る

ゴールデンウィーク期間の休業日のお知らせ

    ゴールデンウィーク期間は4月28日(日曜日)から5月6日(月曜日)は休業させて頂きます。  

続きを見る

トヨタ ランドクルーザー(URJ202)2次空気噴射装置故障

トヨタ ランドクルーザー(URJ202)のご入庫 以前、2次空気ポンプの故障修理を行った(リンク)こちらの車両、修理から半年後再度同様のチェックランプが点灯したとのご連絡。   診断機を使用して故障コードを読み出します。 以前検出した空気ポンプやドライバーとは違う2次空気圧力センサーのエラーを検出しました。 2次空気噴射装置は前回交換した空気ポンプで圧送された空気をエキゾーストマニホールドに送り込むのですがV型6気筒のこのエンジンではエキゾーストマニホールドが左右バンクで別れるためそれぞれのバン ...

続きを見る

トヨタ ランドクルーザー(URJ202)2次空気ポンプ故障

トヨタ ランドクルーザー(URJ202)のご入庫 エンジンチェックランプが複数点灯したが特に走っていて症状は感じないとのこと 診断機を使用して故障コードを読み出すと2次空気ポンプに関連するエラーを検出しています。 2次空気システムとはエンジン始動時に排気管に外気(酸素)を送り込むことにより排気ガス中の未燃焼ガスを完全燃焼させる事と、同時に燃焼により触媒の温度も上げることで触媒の効率を素早く上げることを目的にした排気ガス浄化装置になります。 この車両の場合2次エアポンプと呼ばれるベーンモーターが車両右前に装 ...

続きを見る

-故障修理・整備, アルファロメオ

© 2024 増高自動車工業有限会社