アウディA5(F5)
冷却水レベル警告が出て継ぎ足したがしばらくするとまた減っているとの事。
冷却水が漏れていることで減ると思われますがぱっと見た感じでは大きく漏れてはいないように見えます。
しかしこのエンジンではオーソドックスに漏れるところがあります。
インテークマニホールド側から見た姿ですがこの奥にあるウォーターポンプから漏れることが非常に多いです。
実際わずかなすき間からのぞくと冷却水が漏れているのがわかりました。
少しずつ漏れるのですぐに乾いてしまい下まで垂れてくるのが遅いので気が付きづらいのです。
交換作業にかかります。
スロットルボディを退かすと姿が現れます。
右側がウォーターポンプで左の黒い樹脂部分はサーモスタットユニットになります。
今回はウォーターポンプの軸部分がガタガタになりそこから冷却水漏れを起こしました。
漏れては乾きを繰り返したのがよくわかりますが、走行距離6万㎞台にしては壊れ方が酷いです。
ウォーターポンプのみの供給もあるのですが、樹脂部分のサーモケースから漏れることも非常に多いため、このタイプはサーモケースとウォータポンプは一体での交換が必須と思われます。