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故障修理・整備 アウディ

AUDI A4(B8)車検整備

AUDI A4 アバント(B8)車検整備でのご入庫

車検でのお預かりですが、”ブレーキフルードレベルの警告灯が付いたり消えたりする”事があることが気になるそうです。

ブレーキフルードのリザーバータンクを点検するとMIN(下限値)すれすれでした。

 

確かにブレーキフルードの量が減っていますので、当然漏れている可能性もあるのですが今回の原因はブレーキパッドとローターの摩耗が原因でした。

前輪のブレーキ写真ですがパッドとディスクローターの摩耗がかなり進んでおり限界でした。

ではなぜパッドとローターが摩耗をするとブレーキレベルが下がるのか説明します。

摩耗したものと新品のブレーキパッドの比較です。

 

パッドだけでなくディスクローターの摩耗もかなり進んでいます。

厚み限度23.00mmに対して22.41mmと限界を下回っています。

これだけのパッド・ローターとも新品と比べて薄くなっているのがわかります。

 

ではディスクとパッドの組み付けられた状態での新旧比較です。

この矢印の幅はブレーキパッドとディスクローターを合わせた厚みで新旧でどれくらい差が出るかお分かりになるかと思います。

 

次にキャリパー側でこの矢印部分がどうなっているのか見てみます。

これだけピストンが突き出した状態でブレーキを効かせていた訳ですが、この突き出たピストンの裏側にはブレーキフルードが充填されています。

ピストンが突き出している分ブレーキフルードはキャリパーに来てしまっていた訳です。

ピストンを引っ込ませるとフルードはタンクに戻りフルードレベルも回復しました。

 

タンクにはフロートセンサーと呼ばれるフルードレベルを監視するセンサーが付いておりフルードレベルが下がるとフロートも下がり警告を発するようになっています。

今回は摩耗によりフルードがキャリパーに寄ったことでレベルの低下を起こし警告灯が点灯しましたが、当然フルード漏れでも同じことが起きますのでもちろん各部の点検は必要です。

今回は車検整備のご依頼ですので劣化したブレーキフルードも交換いたしました。

 

次にブレーキリザーバータンクを点検していて重大なトラブルを引き起こすであろう注意点を見かけました。

通常はこのようにカバーで覆われていてブレーキタンクも横からは診ることが出来ません。

このカバーをどかすとこのようにブレーキタンクを横から見ることができます。

ここで注意点です。

AUDIはエンジンルームの中でこの部屋とエンジンの部屋が分かれているのですがここに木の葉などのゴミが多く堆積してしまいます。

今回のこの車両も多くの木の葉が浸入していました。
このような不純物が大きな故障を引き起こす引き金になりることがありますので注意が必要なのです。

 

この穴は水抜き穴です。

この車両はすでに水抜きのグロメットが取り外されていたのですが通常はここにゴムの水抜き栓が付きます。

車外からの逆流を防ぐため水抜き穴は大きく開放されていないのですがそれが木の葉や泥などでふさがれてしまうのです。

ここがふさがれると先ほどのカウルトップ下側が水溜まりになり電子機器を水没させて破損させたりブレーキマスターバックから水が浸入してエンジンを破損させてしまうなどと言う重篤な事態を引き起こすことがあります。

車検の際にはここをきれいに掃除して不具合を未然に防ぐようにするとともにお客様にも木の葉のあまりかからない場所への駐車を促します。

この車両ではエンジンのエアクリーナーケースにもかなりの木の葉が浸入していましたので特に注意が必要です。

車検整備の際は単に点検項目だけでなくこのような部分にも注意を向ける必要があります。

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