ホンダ N-VAN
時々チェックランプが点灯するときがあるとの事。
何のチェックランプが点くのかお話を聞くこのマークが点灯するとの事でした。
これは横滑り防止装置の警告灯になり、ホンダではVSAと呼ばれるシステムの警告になります。
診断機をつないで故障コードを読み出してみると、マニュアルミッション車でクラッチスイッチB/Dのエラーを検出していました。
クラッチが横滑り防止装置に関連があるの?と思われるかもしれませんが横滑り防止装置は様々なセンサーなどからの情報で車両の状態を瞬時に読み出して制御するため多くのスイッチやセンサーで成り立っています。
クラッチペダルの操作によりクラッチが繋がっている/切れているという情報は動力が繋がっている/切れているということがわかるセンサーになるので、重要なセンサーの一つになります。
このメーカーではクラッチスイッチを二つ使っていてクラッチペダルを踏み込んでいるのか放しているのかをそれぞれのスイッチでモニターしているようです。
今回はクラッチポジションスイッチB/Dの故障を検出しているのでクラッチペダルを放している側がうまく読み取れなくなったようです。
クラッチスイッチを交換して故障コードの検出は無くなりました。
手動で操作するマニュアルトランスミッション車両でも様々な機能と連携させるためにセンサーでどのようにクラッチが操作されているかモニターしなくてはならないようになりました。
今回のスイッチもVSAだけでなくオートクルーズコントロールやエンジンスタート時のクラッチ切操作確認などにも必要なスイッチとなります。