ブレーキランプが切れているとの事でご入庫。
しかし点灯確認すると何かおかしいです。
ヘッドライトを点灯させます。
するとブレーキを踏んでいないにもかかわらずハイマウントストップランプが点いてしまいます。
ブレーキは踏んでいませんのでハイマウントストップランプは消灯していなければなりませんし、ナンバー灯が点灯しているので本来なら左右スモールランプは点灯しなければなりませんがこちらは左右とも点いていません。
今度はブレーキを踏むとブレーキランプ部分はかなり弱弱しく点灯していますが暗くてブレーキを踏んでいるかよくわかりませんし、そもそもハイマウントストップランプは点灯しっぱなしになっています。
この症状はこの時代のスズキ車でよく見かける不具合で原因はブレーキ電球の接触不良がほとんどです。
ソケット部が少し溶けて接触不良を起こしています。
新しい電球とソケットの接触部分を清掃することで不具合は解消しました。
ソケットのこの部分に接触不良で電気の流れにくい所が出来ると、流れやすいハイマウントのほうに電気がいくことで点灯しっぱなしになってしまいます。
このような不具合発生時に別ルートへ電気が流れてしまうのは配線回路の設計に問題があるとも言えますが、灯火類は日常点検で気を付けていなければならないものですので運転する側にも注意する義務があります。
別車両でも同様の不具合
明らかに加速している状態でブレーキが点灯しっぱなしになっている車両を時折見かけますがこのような不具合が起きているものと思われます。