VW up!のご入庫
メーター内にEPCというランプが点灯して加速が悪くなったとの事
EPCとはエレクトリックパワーコントロールの略で複数のシステムをまたいで不具合を警告するのですが、今回はこれ以外にエンジンチェックランプも点灯したようなのでエンジンに関連する不具合が発生した模様です。
診断機を使用して故障コードを読み出します。
スロットルバルブとミスファイヤ関連の故障コードを検出しました。
スロットルバルブは内部センサーの一つが検出できなくなっていたため内部不良と判断して交換します。
電子制御式のスロットルバルブでモーターとバルブ位置を読み出すセンサーとで成り立っています。
交換後はエラーの検出は解消しました。
次にミスファイヤーも検出していた為メンテナンスもかねて点検をしていきます。
まずはスパークプラグ
摩耗具合からして交換時期を超えています。
スロットルバルブが正常に開閉しなかったためかプラグの状態が悪かったのかは不明ですが交換をします。
プラグの点検の際に気が付くエアクリーナーもかなり汚れているので交換します。
このように不具合部品の交換を行ったうえで走行テストを実施して故障コードも検出せず正常に作動するようになりました。
この車両のように小排気量・3気筒エンジンでは各部品の消耗も早いためメンテナンス時期を見逃すと不具合が起きほかの部品にも影響を及ぼすので注意が必要です。