Jeep コンパス
エンジンが掛からないとの連絡。
昨日はジャンプしてかかったが今日は掛からず、バッテリーは御自身で交換済みとのこと。
ロードサービスでジャンプしてもらいエンジンが掛かったとの事ですので走行してご来店願いました。
ご来店してお車を拝見すると交換したバッテリーはメインの大きなバッテリーのみでサブの小さなバッテリーは交換していないというお話でした。
診断機で故障診断すると電源低下のエラーが複数検出され、サブバッテリーを点検すると電圧は8ボルト台で完全に機能していません。
サブバッテリーを新しいものに交換して故障コードをを消去、その後充電系統の点検をして異常がないことを確認して終了しました。
サブバッテリーは直接スターターモーターを回すのではありませんが、回すためのシステムをつかさどる部分に電源を供給しますので重要な役割を担っています。
サブバッテリーは見た目が小さいわりに高額であるため交換を見送られることが多いのですがこのような故障を招きますのでメインバッテリー交換時には同時に交換をするようにしてください。
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逆にサブバッテリーのみ交換されているパターンもあるのですが大きくても小さくても寿命はそんなに変わりません、仮にどちらかがダメで片側を交換したとしても残ったほうが途中で寿命を迎えます。
ダメになったバッテリーと正常なバッテリーで電位差が発生してしまい正常なバッテリーもダメなバッテリーに引っ張られてしまったりトラブルを発生させることもあるので同時交換は非常に重要なことです。