FIAT500のご入庫
ブレーキを掛けると後ろのタイヤからゴーゴー音がするとの事
後輪ブレーキはドラムブレーキを採用していますがドラムを外すと大変なことが起きていました。
ブレーキシューには摩擦材であるライニングが接着されているのですが剥離してしまっています!
ライニングとは摩擦材で、ドラムの中でシューが開くと摩擦材であるライニングがドラムの回転を抑えてブレーキが効くようになっています。
ライニングが外れてしまったため、鉄であるシューとドラムがぶつかり合いゴーゴーと音が出ていました。
剥がれたライニングがドラムの中で暴れてホイールシリンダーのダストブーツも破けてしまっています。
内部の部品に関してはすべて交換します、削れてしまったドラムも中古に交換して対処します。
本来、鉄のシューと摩擦材のライニングは焼き付けで接着されていて、相当なことがあっても剥離するようなことはありません。
実際、剥離したライニングも引きずりなどで高温になったような形跡も見られませんでした。
走行距離からして新車装着時の純正のようですので品質が悪かったというしかありませんがこのような部品が壊れるのは非常に不安な一件でした。