ホンダ ライフ(JB5)のご入庫
燃料が漏れているとのことでご入庫
確かに車両後方(後部座席付近)下に何かが垂れています。
下からのぞくと燃料タンクにしずくが垂れており、ふき取ると針の孔ほどのピンホールからガソリンが染み出してきました。
外観に錆や損傷が見られないので内部に錆が発生して穴が開いたものと思われます。
タンクを取り外して内部を見るの錆だらけです。
ガソリンを抜きとってみると錆の粉だらけですし、腐食によりスポット溶接部もはがれてバッフルは外れていました。
ここまで錆びていると錆による穴はよく見ると一つではなく複数あいていて非常に危険な状態でした。
中古品とは言え良品のタンクに交換します。
錆は全くなくスポット溶接痕もきれいです。
現代の車両は樹脂製のタンクなのでこのような不具合は起きませんが、こちらの車両平成16年式ですが鉄製のタンクを採用していました。
鉄製のタンクは錆による不具合が起きるのですが、原因として燃料を常に少なく入れていたりするとタンク内部で結露が起きてその水分でさびてしまったりしますので注意が必要です。
現にこのタンクは内部天井部分も錆だらけでしたので満タンにあまりしていなかったのでないかと推測できます。
鉄製タンクの車両は注意が必要です。