MINI クラブマン(F54)のご入庫
ブレーキ警告灯が点灯したとの事。
ブレーキのパッドセンサーがディスクローターに触れたことで通電して警告灯を発報しました。
点検すると前輪のパッドセンサーがローターと接触して削れています。
キャリパーを外してみます。
パッドセンサーはこのように取り付けられていてパッドの厚みが無くなるとセンサーがディスクローターと接触して削れることでセンサー内部の配線が露出して通電する仕組みになっています。
ブレーキパッドと削れたセンサーは新しく交換しますが、輸入車で忘れてはならない部分でディスクロータがあります。
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このように厚み限度を迎えるので同時に交換が必須となります。
厚み限度は単にディスクローターが薄いことの危険性以外にもディスクキャリパーのピストン突き出し量の過多にもなりますので注意してもらいたいところです。
新しいパッドとディスクの組み付け状態
後輪のパッドも同様にセンサーが接触し始めていたので交換を行います。
後輪は電動パーキングシステム搭載車両ですので診断機を使用して作動を止める必要があります。
交換後は診断機を使用してCBS(コンディション・ベースド・サービス)をリセットして終了です。
一般的に欧州の自動車メーカーのブレーキはパッドとディスクローターの交換は同時になるため高額になります。
しかし、ディスクローターも非常に重要な部品になりますのでくれぐれも省かないようにしてください。