栃木県宇都宮市の整備工場
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ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 ミニ

MINIクロスオーバー(R60)オイル・冷却水・ベルト周り不良

MINIクロスオーバー(R60)のご入庫

エンジンオイル交換でのご入庫でしたが、あまりにも急を要する整備が必要な為緊急入院となりました。

大きく分けて3種類の修理が必要です。

①エンジンオイル漏れ
②エンジン冷却水漏れ
③ベルト回り

 

まずは下廻りを見てエンジンからのオイル漏れと冷却水漏れが酷いのがすぐにわかりました。

①エンジンのオイル漏れはヘッドカバーからの漏れとオイルエレメントケースからの漏れが酷いです。

ヘッドカバーパッキンの交換

オイルエレメントケースからの漏れは排気のパイプに掛かるほどですので火災の危険もあるレベルです。

オイル漏れの原因はパッキンの劣化です。

 

次は②の冷却水漏れです。

漏れ箇所はヘッド後部のサーモユニットケースからです。

これもパッキンの劣化が主な原因です。

 

③のベルト回りはウォーターポンプのプーリーゴムが劣化でヒビだらけです。

このエンジンのウォーターポンプの駆動方法は独特でフリクションプーリーと呼ばれる摩擦プーリーを介して回します。

これはエンジン始動直後で冷却水を早く温めたいときにウォーターポンプを駆動させずにして暖機促進をします。

今回はウォーターポンププーリーの表面にコーティングされているゴムに劣化が起きました。

最悪ゴムがはがれるとフリクションプーリーからの駆動力がスリップしてしまいウォーターポンプが回らずオーバーヒートを起こします。

プーリーだけの交換も可能ですが、ウォーターポンプも冷却水漏れが始まっていますし、サーモスタット交換で冷却水交換を行いますので同時に交換します。

今回は3種類の不具合が起きていましたが冷却水を介しての重複作業になりますので一度に修理を行うことをおすすめしました。

 

 

 

 

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