ホンダ インサイト(ZE2)のご入庫
走行距離10万kmを超えて一通りのメンテナンスと車検整備を併せて承りました。
始めにエンジンルームから。
ご依頼のあったスパークプラグの交換を行うのですが、このエンジンは1気筒に2本のスパークプラグが装着されるツインスパークになりますが、奥側のプラグはワイパー下のカウルトップが邪魔してそのままの状態では交換できませんので取り外します。
カウルトップを外すとご覧の通り
横から見ると奥側のプラグの位置がわかります。
全数スパークプラグを交換します。
ご依頼のあったWAKO'S RECS(ワコーズ レックス)吸気系統洗浄
スロットルバルブも洗浄
緑青(りょくしょう)が噴いて酷い状態のバッテリーはテスターで電気的に測定してもNGでしたので交換
頼りないアースも錆があり抵抗になっていますので綺麗にして導通を良くしてあげます。
バッテリー周辺に緑青が発生するような状況が起きている場合は単にバッテリーを交換するのではなく端子やアースポイントなども注意深く観察して状況によって回復させなければなりません。
アースは全ての電気の通り道になりますので非常に重要です。
ミッションフルードの交換
やはり真っ黒
忘れてならないのがラインフィルター
フィルターですので交換は必須です。
最後にHMMFのサービスインターバルをリセットします。
こちらのCVTフルード(HMMF)は4万km毎の交換が指定されていて、時期が迫るとメーターで知らせてくれます。
下廻りでは後輪ブレーキ
ドラムブレーキですがブレーキダストも多くあまりメンテナンスをしていなさそうです。
ホイールシリンダーのカップキット交換を行いフルード交換
この他にもエンジンも含めた全油脂の交換など一通りの整備を行いました。
10万km走行することはそれなりに傷んでくるところも多々ありますが、節目として点検することで現状を把握することも出来ますし、このようにメンテナンスすることでさらにこの先も安心して乗り続けることも出来ます。