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スズキ ソリオ(MA15S) エアコンが効かない

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

スズキ ソリオのご入庫

エアコンが効かないとのご依頼。

まずはどのように効かないのか問診をしますと、エアコンの冷え具合は 効くときはすごく冷えるが効かない時は全く冷えないとの事。

他店で”日射センサーが悪い”との指摘を受けたそうですがよくわからなかったそうです。

日射センサー?

お客様に他店で診断機を接続していたの時工場の中でなかったか確認すると、やはり工場内でつないで診断していたとの事。

日射センサーはダッシュボード上にあり日射の当たり具合でオートエアコンの補正をするものでこれが壊れて全く効かなくなることは考えられません。

日射を浴びない日陰の工場内ではエラーコードを検出する(実際にはエラーではない)のが一般的です。

実際当店で診断機を接続してモニターすると日陰ではエラー、日なたでは故障を検出しませんでしたので正常と判断しました。

他店での診断で余計なことを惑わされそうですが日射センサーはシロです。

 

本題の故障探求に掛かります。

確かに冷気が出ませんのでコンプレッサーが作動しているか確認すると回っていないことが確認することが出来ました。

 

次になぜコンプレッサーが作動しないかを考えていきます。

コンプレッサーが作動するための条件としては
①冷媒ガスが一定量以上入っている。(低圧センサーが作動する以上入っていること)
②コンプレッサー(今回はマグネットクラッチ)に作動信号が入力されていること。

簡単にですがこのようなことが必要です。

まず①のガス量ですが簡易的に見てガスが入っていることが確認できたので①はクリアです。

次に②ですがコントロールパネルのA/Cスイッチを入切してもマグネットクラッチはONしません。

そこでコンプレッサーのマグネットクラッチをコントロールするマグネットクラッチリレーに先ほどのA/Cスイッチと連動して信号が掛かるか見てみるとここにはしっかりかかっています。
※室内のコントロールパネルからコンピューターを介してマグネットクラッチリレー間は正常と判断できます。

次にマグネットクラッチにリレーと連動して電源が掛かるか点検するとしっかり掛かることが確認できました。
※リレーの位置、マグネットクラッチへのアクセスのしやすさで点検する順序は車種により変わります。

マグネットクラッチへしっかり電気が掛かっているということはそれ以外の制御する信号は正常と判断できますのでマグネットクラッチの内部故障だということが断定することが出来ました。

冷房が効く時と効かない時があるのはマグネットクラッチが時折作動してコンプレッサーが回りだすときがあるのでその時だけ冷房が効いているためでした。


マグネットクラッチが作動しないことでコンプレッサーが回らなかったことになるので、マグネットクラッチだけ交換すれば故障は解消しますが、こちらのお車14万km走行していることからコンプレッサー本体もそろそろダメになってもおかしくないですし、リビルトコンプレッサーでしたらマグネットクラッチ単体交換と価格もそれほどの差がありませんのでコンプレッサーASSYでお取替えとなりました。

先ほど正常に作動していましたリレーも負荷が掛かっていますので予防的に交換をします。

 

エアコンが効かないというトラブルに対して原因は多岐にわたります。

冷媒ガスが足りなかったり今回の様にコンプレッサーが作動していないなど様々な原因があります。

診断機で読み出す故障コードはあくまでも故障診断の糸口にすぎませんので、整備する側はお客様から症状をよく聞きだし、車両の状況を見極めたうえで故障探求を進めなければなりません。

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