ニッサン マーチ(K12)のご入庫
ご用命は、”エンジンチェックランプ点灯”と”エンジンが止まってしまう”との事
お話をよく聞くとエンジンチェックランプが点灯してからクランキングが長くなってエンジンが掛かり辛らくエンジンが暖まるとエンストもするようになったとの事でした。
エンジンチェックランプが点灯していることから診断機で故障コードを読み出してみます。
P0340 カムシャフトポジションセンサー(PHASEセンサー)異常を検出していました。
エンジンにはクランクシャフトとカムシャフトと呼ばれるシャフトがありそれぞれのタイミングを合わせて回転するようになっています。
それぞれのシャフトの位置(角度)をモニターすることで、それぞれのシリンダー(気筒)がどの位置にいるかを判断することで燃料噴射や点火タイミングをはかる大変重要なセンサーです
今回はカムシャフト角度をモニターするカムシャフトポジションセンサーが故障を起こしました。
部品の形状が変更になっていますので何かしらの対策が入っているのでしょうか。
カムポジションセンサーが読み取れなくなった場合クランクポジションセンサーが気筒判別して何とかエンジンが掛かる車種もあります。
※車種によって制御が違います。
そのような車種はクランクポジションセンサーで読んでいるためクランキングが長くなるのです。
あくまでも故障は故障ですのでエンジンが掛かったとしてもすぐに修理工場に向かう必要があります。
コンピューター制御の現代の車両は、たくさんのセンサーからの情報をもとに指示して動かしています。
たった一つのセンサー不良でも走行不能に至ります。