FIAT グランデプント アバルトのご入庫
ご用命は、”EPS(電動パワーステアリング)故障表示が出る”との事です。
メーターにこのような表示が出るということは故障コードを検出しているはずですので診断機を使い読み出します。
電動パワーステアリングのトルクセンサーの異常を検出しました。
電動パワーステアリングでは定番でもあるセンサー異常です。
以前紹介した、FIAT PANDAのようにトルクセンサー単体を交換 リンクしたいのですが、この年式ではトルクセンサー単体での交換は不可能なためユニットASSYでの交換になってしまいます。
モーターなど一体のユニットASSYは、部品代だけでも20万円近くになりこれが原因でお車を手放してしまうことも多々あります。
そこで国内では流通していないリビルト品を海外から取り寄せることにしました。
お時間はかかっても修理代は半分以下で済みますのでお客様の了承を得て海外リビルト品で交換します。
この中にトルクセンサーはあるのですが交換できない年式です。(リビルト品でコアを返却しないといけませんので開けることが出来ません)
交換後、診断機を使いキャリブレーションを行い作業終了です。
今回は年末を挟んでしまい入荷が遅れましたが、通常でしたら2週間以内で入手できますので昔に比べると海外は近くなりました。
ドイツ車ほど流通量の多くないイタリアやフランス車は部品代も高額に設定されているものも少なくありません。
ヨーロッパも近くなりましたので様々な部品入手方法が出来るようになりましたのでお時間が許せる方はご利用ください。