クライスラー イプシロン(312)のご入庫
車検整備で御入庫のこちらのお車、以前からアイドリングストップが作動していないとの事。
最近のお車には標準装備になりかけているアイドリングストップ機能(スタート&ストップ)ですが、作動するには様々な条件があります。
その中で最も重要なものが”バッテリーが正常な状態であること”です。
国産・輸入車問わずバッテリーが弱ってきているとアイドリングストップ機能は停止させてしまいます、そのためまずこのような不具合を訴えられた場合はバッテリーのチェックから始めるのです。
しかし、こちらのお車バッテリーに不具合は特にありません、原因は他にありそうです。
次に疑うのはこちら
電流センサーです。
バッテリーのマイナス端子に取り付けられていてここを流れる電流をモニターする役目を担っています。
電流をモニターすることで、作動条件にマッチするか否かを判定するアイドリングストップ機能のかなめとも呼べるものです。
しかし比較的よく壊れる部分でもあります。
電流センサーを交換してアイドリングストップが正常に作動するようになりました。
燃費改善や排気ガス排出量低下のために様々な機能が付加されていますがセンサーひとつで作動しなくなったりします。
また、先ほどのバッテリーもアイドリングストップ機能を作動させると著しく寿命が短くなりますので定期的な点検をする必要もあります。