MINI ジョンクーパーワークス(R56)のご入庫
ご依頼は、”エアコンが効かなくなった”との事
確かにぬるい風しか出てきません。
エアコンガスが入っているか点検してみると全く入っていませんでした。
どこからか漏れてしまったようです。
真空ポンプを使い冷媒システムを真空状態にしますが10分ほどで大気圧になってしまいます。
これはかなりの勢いで漏れているということです!
漏れ箇所を探しますがなかなか見つかりません、仕方ありませんが冷媒ガスを入れてみます。
すると!!
すごい勢いで漏れ始めました。
これは、コンデンサーと呼ばれるエアコンの熱を捨てる部品なのですが、この様子だと小さな穴が開いてそうです。
取り外して点検してみると、コンデンサーのマウント固定部が振動で擦れたため削れて小さな穴が開き漏れてしまっていました。
新しいコンデンサーをそのままつけても同じ故障が発生してしまうので、緩衝材をはさみコンデンサーを固定するように工夫して取り付けました。
コンデンサーを交換して再度、真空ポンプで真空状態を作ります。今度はしっかり真空状態を保っていられますので漏れは他にはなさそうですね。
冷媒ガスを充てんした際、同時にこちらも補充します。
NUTEC(ニューテック) NC-200 エアコン コンプブーストです。
これは、潤滑性能に優れたエステルを配合した100%化学合成油に特殊添加剤を配合してエアコンシステム内部のフリクションを低減する効果があります。
冷媒サイクルの中はガスだけでなくオイルも入っていて、オイルがガスとともに循環することでコンプレッサーの潤滑を保っています。
今回のようにガスが漏れた場合オイルも同時に漏れてしまっています。
単に漏れた個所の修理をしてガスチャージだけを行うと漏れてしまった分オイルが足りない状態のため、後々コンプレッサーが焼き付いてしまうという二次的な故障が起こることがあります。
コンプレッサーオイルを補充すればよいのですが、このような高性能コンプレッサーオイル添加剤はコンプレッサーオイルよりさらに潤滑性能を向上させる効果が高いのでこちらを補充したほうが性能向上と故障防止に役立つためお勧めです。
こちらも1本補充してエアコン修理は完成しました。
今回のような部品の破損等でのガス漏れなどは防ぐことはなかなかできないのですが、当店で取り揃えている添加剤などをエアコンシステムに添加することで性能向上させ故障の予防・性能向上を狙うことが出来ます。
目的別で各社 取り揃えております。
フリクションロスの低減によるエアコンシステムの負荷低減やコンプレッサーの焼き付き等の故障予防でしたら
・WAKO'S PAC ワコーズパワーエアコンプラス
・NUTEC Comp BOOST ニューテック コンプブースト
軽微なガス漏れの修復(ゴムシールの弾性回復)・漏れ防止やフリクションロス低減・蛍光剤での漏れ箇所特定でしたら
・WURTH ウルト エアコンリークストップ・プラス(リンクご覧ください)
上記、商品を取り揃えております。
エアコンの効きや不満がある場合、お気軽にご相談ください。