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故障修理・整備 ニッサン 貨物車

ニッサン NV200 エアコンガス漏れ

ニッサン NV200のご入庫

ご用命は、”エアコンが効かない”との事

エアコンシステムは、フロンガスを冷媒として密封してコンプレッサーで圧縮→膨張させることで気化熱を利用することで冷やす仕組みになっているのです。

しかしガスだけではコンプレッサーの潤滑が保てないため、コンプレッサー内部の潤滑のためにオイルも一緒に入っています。

冷媒ガスが漏れた場合、そのオイルも一緒に漏れるため漏れ箇所はオイルじみが出来ることで目視で判断することが出来ます。

 

こちらのお車の場合、エンジンルーム内で漏れた個所を探し出すことが出来ませんでした。

エンジンルーム内で漏れ箇所が特定できず考えられる原因として

①室内側ユニット内部での漏れの可能性→ユニットを外すことは容易ではないため確認が難しい
②つなぎ目(オーリング)から微細な漏れの積み重ねによるガス漏れ不具合

が考えることが出来るため今回は、ドイツのWURTH(ウルト)製のエアコンリークストッププラス(ARSP)を注入して様子を見ていただくようにお願いいたしました。

 

このエアコンリークストッププラスの期待できる効果として

  • オーリングの弾性能力の回復
  • 潤滑性能の向上によりフリクションの低下
  • 蛍光検知剤による漏れ箇所特定能力の向上

等で、トータルでエアコンシステム自体の性能維持・向上をさせることが出来ます。

 

もし、オーリングからの微細な漏れを修復できればそれでよいですし、仮に漏れが治らなかった場合でも蛍光検知剤も入っているため漏れ箇所をブラックライトで特定することが出来修理にも役立ちます。

ARSPを入れて様子をみていただくことにしました。

 

しかし、1ヶ月後エアコンが効かないと再度ご連絡をいただきました。

1ヶ月で漏れてしまうようですとかなり漏れは激しいようです。前回入れたARSPの蛍光剤で漏れ箇所の探求を行いましたがやはりエンジンルーム内での漏れ箇所はありません。

そうなると、室内側のユニットの確認をするしかありませんので室内ユニットを取り外すことにします。

ここまで分解しないとたどり着きません。

エアコンユニットを分解するとエバポレーターと呼ばれる部品が現れます。

 

ここが冷たくなることで風が冷たくなる仕組みになっています。

 

冷媒オイルが漏れたような跡が見えます。

ブラックライトを当ててみると・・・

光ります!

ここから冷媒ガスが漏れたのがわかりました。

エバポレーターを交換します。

余談ですがエアポレーターにほこりがついていますが、これは新車時にNV200のエアコンフィルターが別売りオプションのため付いておらず、初回車検までフィルターが無い状態だったためここまで汚れてしまった結果です。

フィルターさえあればここまで汚れることはなかったのですが商用車の場合このようにオプション設定で付いてこないことが多いので注意が必要です。

 

結果として、WURTHのARSPでは漏れを止めることはできなかったのですが、漏れ探求に大変役立つ結果を得ることが出来ました。

また、年数の経ったお車ではオーリングの弾性低下は避けることはできないので、弾性性能回復と添加剤によるフリクションロス低下など別の効果も期待できますので大変お勧めできます。

これからの時期、エアコンを多用するようになりますので、気になさっている方はお気軽にお問い合わせください。

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