栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 ニッサン 貨物車

ニッサン NV200 エアコンガス漏れ

ニッサン NV200のご入庫

ご用命は、”エアコンが効かない”との事

エアコンシステムは、フロンガスを冷媒として密封してコンプレッサーで圧縮→膨張させることで気化熱を利用することで冷やす仕組みになっているのです。

しかしガスだけではコンプレッサーの潤滑が保てないため、コンプレッサー内部の潤滑のためにオイルも一緒に入っています。

冷媒ガスが漏れた場合、そのオイルも一緒に漏れるため漏れ箇所はオイルじみが出来ることで目視で判断することが出来ます。

 

こちらのお車の場合、エンジンルーム内で漏れた個所を探し出すことが出来ませんでした。

エンジンルーム内で漏れ箇所が特定できず考えられる原因として

①室内側ユニット内部での漏れの可能性→ユニットを外すことは容易ではないため確認が難しい
②つなぎ目(オーリング)から微細な漏れの積み重ねによるガス漏れ不具合

が考えることが出来るため今回は、ドイツのWURTH(ウルト)製のエアコンリークストッププラス(ARSP)を注入して様子を見ていただくようにお願いいたしました。

 

このエアコンリークストッププラスの期待できる効果として

  • オーリングの弾性能力の回復
  • 潤滑性能の向上によりフリクションの低下
  • 蛍光検知剤による漏れ箇所特定能力の向上

等で、トータルでエアコンシステム自体の性能維持・向上をさせることが出来ます。

 

もし、オーリングからの微細な漏れを修復できればそれでよいですし、仮に漏れが治らなかった場合でも蛍光検知剤も入っているため漏れ箇所をブラックライトで特定することが出来修理にも役立ちます。

ARSPを入れて様子をみていただくことにしました。

 

しかし、1ヶ月後エアコンが効かないと再度ご連絡をいただきました。

1ヶ月で漏れてしまうようですとかなり漏れは激しいようです。前回入れたARSPの蛍光剤で漏れ箇所の探求を行いましたがやはりエンジンルーム内での漏れ箇所はありません。

そうなると、室内側のユニットの確認をするしかありませんので室内ユニットを取り外すことにします。

ここまで分解しないとたどり着きません。

エアコンユニットを分解するとエバポレーターと呼ばれる部品が現れます。

 

ここが冷たくなることで風が冷たくなる仕組みになっています。

 

冷媒オイルが漏れたような跡が見えます。

ブラックライトを当ててみると・・・

光ります!

ここから冷媒ガスが漏れたのがわかりました。

エバポレーターを交換します。

余談ですがエアポレーターにほこりがついていますが、これは新車時にNV200のエアコンフィルターが別売りオプションのため付いておらず、初回車検までフィルターが無い状態だったためここまで汚れてしまった結果です。

フィルターさえあればここまで汚れることはなかったのですが商用車の場合このようにオプション設定で付いてこないことが多いので注意が必要です。

 

結果として、WURTHのARSPでは漏れを止めることはできなかったのですが、漏れ探求に大変役立つ結果を得ることが出来ました。

また、年数の経ったお車ではオーリングの弾性低下は避けることはできないので、弾性性能回復と添加剤によるフリクションロス低下など別の効果も期待できますので大変お勧めできます。

これからの時期、エアコンを多用するようになりますので、気になさっている方はお気軽にお問い合わせください。

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

アルファロメオ155 スピードメーター不動

アルファロメオ155 v6 車検でのご入庫ですがスピードメーターが動かないとのこと 車検とは保安基準の適合確認ですので、スピードメーターが動かないことは当然不適合になりますし、スピードがわからず運転することは危険ですのでしっかり修理しなければなりません。   診断機で故障コードを読み出すとスピードセンサーの不良を検出しています。 この時代でも当然電気式スピードメーターですのでセンサー(車輪回転部分のセンシング)とメーター内のステップモーターで針を動作します。 故障コードでセンサー異常がある以上ま ...

続きを見る

トヨタ プロボックス(NCP50)フューエルインジェクター故障

トヨタ プロボックス(NCP50)のご入庫 エンジンがブルブルしてエンジンチェックランプも点灯しているとの事 診断機を使用して故障コードを読み出すと3番シリンダーのミスファイヤーを検出しています。 ミスファイヤー(失火)はうまく爆発していないということですので爆発していない原因を探求します。 イグニッションコイル・スパークプラグの点火系統の不良も考えられますが、他のシリンダーと入れ替えても3番シリンダーの失火は変わりませんので点火系統の異常ではなさそうです。 次に圧縮力になるのですが圧力に関してばらつきは ...

続きを見る

MINI クーパーSD(F55)エンジンマウント切れ・液漏れ

MINI クーパーSD(F55) ディーラにてエンジンマウント切れ・液漏れを指摘されたとの事。 こちらの車両はディーゼルエンジンですが、このモデルはガソリン車でも同様の不具合が非常に多いです。 上部から覗いてもわかりますがホイールハウスの正面から見ると漏れの酷い状態がよくわかります。 液封入タイプのエンジンマウントでイメージでは水風船でエンジンを支えているようなものでただのゴムだけのマウントよりも振動吸収性能は上なのですが風船が破裂するとこのような状態になってしまいます。 当然振動吸収性能は落ちますのでエ ...

続きを見る

ボルボ V70Ⅲ ヒーターホースから冷却水漏れ

ボルボV70Ⅲ 車検整備を行っている際、冷却水漏れを発見いたしました。 ここはエンジンから室内のヒーターユニットへ冷却水を分岐する部分です。 ゴムホースと樹脂パイプの複合部品です。 樹脂パイプも変色していますし、樹脂とゴムホースをクランプしている複数個所から漏れ出しています。 いずれは樹脂部品が完全に割れて冷却水が噴き出たでしょう。 樹脂部品の使用率はどんどん増えていますのでこのような故障はどこのメーカーでもよく見かけるようになりました。 冷却水の量をモニターすることが出来る車両でしたらセンサーを当てにし ...

続きを見る

アウディA5(F5)エアコンコンプレッサー不良

アウディA5(F5) 2.0ターボ エアコンの冷房が全く効かないとの事。 入庫時確かに冷風は一切出ない状態でしたので点検を始めます。 まずはエアコンの冷媒システムの点検の基本である冷媒ガス量を確認します。 やや少なかったものの全く効かないような量ではありませんでしたが、点検を進める上ではガスが規定量入っていることが基本ですので規定の量に調整した上で次の点検に進みます。   次にエアコンガスを圧縮するコンプレッサーの作動状態を確認しますが従来のコンプレッサーはベルトが掛かるプーリー部分にマグネット ...

続きを見る

ニッサン DAYZ(B21W) エンジン掛からない

ニッサン DAYZ(B21W) エンジンが掛からないとお電話が入りました。 エンジンが掛からない状態をよく聞き出します。 ・キーのマークが点灯してクランキングできない。メーターも点かない。 ・キーの電池を変えたが変わらず掛からない。 ・スペアのカギも持ってきたけど掛からない。 ・車両バッテリーは最近交換してある。 上記の状況の中で気になるのが鍵のマークが点灯しているということです。 この車両はキーをプッシュスタートボタンでエンジンを掛けるタイプですのでリモコンの電池が無くなってしまうとボタンを押しても掛か ...

続きを見る

ボルボ V70(875)エンジン不調・エンスト

ボルボV70(875)のご入庫 エンジン不調でエンストしてしまうとのこと。 入庫時はアイドリングがほとんど出来ずエンジンがかかってもすぐにエンストするような状態でエンジンチェックランプも点灯しています。   診断機にて故障コードを読み出すとエアマスセンサーのエラーを検出していました。 エアマスセンサーのコネクターを外すと完調まではいきませんがエンストもせずアイドリングも保持していますのでエアマスセンサーの信号が悪影響を与えていたのは間違いなさそうです。 エアマスセンサーとはエンジンに取り込む空気 ...

続きを見る

いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄②

強制再生もできなくなったこちらの車両、各部点検してDPDに詰まりがあることが確定したので分解洗浄を行うことになりました。 いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄① 外したDPDはこのような形をしています。 中は酸化触媒とDPDのセクションに分かれます。 初めにエンジン側の酸化触媒の入り口を見てみます。 ここはエンジンから出てきた排気ガスをもろに受けるところになりますが大きなススの塊で半分近くふさがっています。 次に分解していきます。 DPDの入り口側はパッと見た感じあまり汚れていないように見えます。 ...

続きを見る

いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄①

いすゞ エルフ(NJR85)のご入庫 DPDの堆積限度を超えてそのたびに対策していましたが(事例リンク)いよいよ強制再生もできなくなってしまいました。 正常な状態ですとDPDの差圧が大きくなるとススで詰まっていると判断して自動的に強制再生が始まります。 しかし、"強制再生を無視したり" "使用過程の不利な癖"などで詰まりが解消しないことが続くとエンジンチェックランプを点灯させてフェイルセーフを掛けます。 ※フェイルセーフはメーカーによって条件や作動の仕方は変わります。   こちらの車両、チェック ...

続きを見る

FIAT パンダⅢ(312)ダブルマスフライホイール破損

FIAT パンダ(312)のご入庫 ディーラーでダブルマスフライホイールの故障を指摘されて当店にいらっしゃいました。 まだ走行できる状態でご入庫されましたがエンジン振動が大きいのとデュアロジックシステムもエラーが出てギア抜けを起こしたそうです。 ディーラーで診断済みとの事ですが、当店でもディーラーでの診断結果と実車を確認した上で同様の診断結果となりダブルマスフライホイールの故障が起きていると判断しました。 基本はクラッチオーバーホールと同様の作業になりますのでトランスミッションを取り外してクラッチを点検し ...

続きを見る

-故障修理・整備, ニッサン, 貨物車

© 2026 増高自動車工業有限会社