ニッサン FUGA (Y50)のご入庫

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”左後の車輪が何かおかしい”との事でご入庫

タイヤのホイールの温度が左右で違うのが気になったそうです。

早速、リフトに上げて点検しますと左の車輪が手で回すのに大変重たいです。

ブレーキディスクローターの表面も何やら焼けて変色しています。

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これは、ブレーキパッドが引きずっている症状です。

引きずるということは常にブレーキが掛かった状態で走行しているので大変な発熱量で最悪ブレーキが効かなくなるよう危険な状態です。

原因としてブレーキパッドを押し付けるブレーキキャリパーに原因がありますので分解します。

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ピストンが入っているのですが抜けてきません!

通常、工場の圧搾空気を使い簡単に抜くことが出来るのですが抜けてきませんので油圧を使いようやく抜くことが出来ました。

原因はキャリパーの内部の錆びで固着してしまっていたことでした。

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清掃を進めるとピストンが錆で浸食されて使用できなくなっていました。

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キャリパーのシールは固定されていてピストンが摺動する仕組みですのでピストン表面が滑らかになっていなければブレーキフルード漏れにつながりますので交換が必要です。

凸凹になってしまったピストンは交換になりました、キャリパーもよく錆を落とし新しいシールキットで組み付けます。

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これでピストンの動きがよくなり引きずりが解消しました。

今回はお客様自身が早期に気が付いたため大事に至りませんでしたが、軽微なブレーキの引きずりは運転していて気が付くことは非常に難しいです。

 

このような故障を防ぐには、定期的な点検で車両を持ち上げた際タイヤの回転が軽やかであるとか、ローターの焼け、ブレーキパッドの異常摩耗など無いか点検をすることが必要です。

年数の経ったお車では一度ブレーキキャリパーのオーバーホールを行うことで予防にもなります。

普段気が付きにくいところだからこそ信頼のおける修理工場にお任せください。