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故障修理・整備 スズキ

スズキ アルト(HA23) エンジン掛からない

スズキ アルト(HA23)のご入庫

”エンジンが掛からなくなった”とのことで緊急出動です。

クランキングは勢いよくしていますが初爆は全くせず掛かる気配はありません。

工場に運び詳しい点検をします。

まずは診断機を繋ぎ故障コードを読み出します。

・・・繋がりません。(車両コンピューターを認識しません)

 

そういえば、イグニッションスイッチをONしたときメーター内のエンジンチェックランプが点灯していません。

img_20160914_081540

 

正常な状態

img_20160914_081508

イグニッションスイッチONの状態では、メーター内の警告ランプ類はすべて点灯するようになっています。

それは、それぞれのシステムが正常に作動しているか、もしくは警告灯の電球が切れていないかなどチェックするための点検点灯なのです。

今回エンジンチェックランプが点かなくて、診断機もアクセスできないことからエンジンコントロールコンピューターに電源がうまく供給されていない可能性が考えられます。(アース回路も含め)

まずは、ヒューズボックスのヒューズをが切れていないか確認。 

切れていなく正常ですし電圧もかかってます。

img_20160914_093005

次にコンピューター電源のコントロールをするメインリレーを点検しようと触れたところ”カチッ”とリレーの作動音が聞こえました。

もしかしてと思いメーター内のエンジン警告灯を確認すると やはり点いています!

キーを回しクランキングをするとエンジンは掛かります、どうやらリレーの作動が悪くコンピューターに電源を供給できなくなってしまったようです。

img_20160918_182125

メインリレー

リレーを分解してみました。細い銅線の渦は電磁コイルです。

電磁コイルに電気が流れると電磁石になり接点の片側のプレートが吸い寄せられて接点がつながりスイッチがONの状態になる仕組みです。

img_20160920_101333

リレーはスイッチONしなければその先に電気はいきません、スイッチのON/OFFを電磁コイルの磁力で作動させます、接点が焼けてしまったりコイルが悪くなったりして作動不良を起こすことがあります。

こちらのお車、15年経過してかなりの回数作動したため、リレー内部不良を起こしました。

リレー内部は基本的に開ける構造になっていませんので中身を見ることが出来ませんどれだけ劣化しているかは外見からはわからないということです。

しかし故障もしていないのに前もって交換してしまうということはなかなかできるものではありません。(自動車にはリレーだけでも何個も使われています。)

それに車検などの点検を受けたところで、その時に不具合が出ていなければ正常と判断しますので防ぐことが出来ない部類の故障です。

 

故障はどんな車でも起きるもので(たとえ新車でも)避けることはできません、このような故障が起きてもすぐに対処してもらえるよう(駆けつける)に修理工場との信頼関係を普段から築くことも大切なことです。

ぜひ、信頼のおける修理工場を主治医に持ってくださいね。

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