栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 フォルクスワーゲン

VW POLO(6R) 冷却水漏れ

VW POLO (6R 1.4L エンジンCGGユニット)

397

”走行中ピーという音とともに赤い温度計のようなマークが点灯したとのこと”

そのマークはオーバーヒートです! お客様すぐにエンジンを停めたとのこと被害が大きくなっていなければ・・・と思います。

すぐに引き取りに向かい、お預かりしてみるとエンジンの前側からかなりの勢いで冷却水が漏れてきます。

ウォーターポンプからかなりの勢いで冷却水が漏れています。

早速分解を始めます。

タイミングベルトを取り外しウォーターポンプを取り外します。

ウォーターポンプ単体点検をしてみると どうやらシャフトシールが悪くなり冷却水が漏れ出したようです。

IMG_20160129_094403

ウォーターポンプの不具合ですがタイミングベルトを外しての交換になりますので同時にタイミングベルト一式も交換することになりました。

このエンジンはタイミングベルトが2本使われています。(上の小さいベルトはカムとカムをつないでいます。)

IMG_20160128_180111

交換する部品点数はこれだけありこのサイズのエンジンにしては非常に多いです。

(丸い部品はテンショナーやアイドラプーリーといってベルトを張ったりする役目なのですが、中にベアリングが入っています。そのベアリングは回転とともに傷んできますので必ずベルトと同時交換をします。)

IMG_20160129_094316

クランクには大変わかりづらいのですが歯車のひとつの角が落ちているところがありそこをブロックのマークに合わせます。(写真では白ペイントをして見やすくしています。)

IMG_20160128_180315

その位置が1番圧縮上死点であれば、カムシャフトタイミングプーリーにSSTを差し込める穴がいい位置に来ますのでSSTを差込カムを固定します。(専用にSSTが本来ありますがボルトで十分です。)

上記の位置決めをしっかり合わせた上でタイミングベルトの交換を行います。

2本のタイミングベルトともにオートテンショナーを使用していますが初期の張り具合の調整は手動である程度調整が必要です。

カムタイミングベルトのテンショナー調整

矢印が台形のところにくるようにあわせます。

IMG_20160128_191948

メインのタイミングベルトテンショナー調整

矢印がくぼみに来るように調整します。

IMG_20160129_094326

全て組み付け、テンショナーの調整後さらに手でクランクを回してタイミングベルトの位置確認・テンショナーの張り具合を確認します。

どのメーカーでもタイミングベルトを交換するのに SSTを使用したり調整などがありますが、ここをしっかり確認して調整することは大変手間のかかることですが、非常に大切なことですので手を抜くことは出来ません。

国産車の交換などは比較的簡単なので”元通りに組めば大丈夫”と言われることが多いのですが、実は元通りに組めばよいのではなく”正確に組む”ということが大切なことなのです。

話はタイミングベルトのことばかりになってしまいましたが、新しいウォーターポンプを組み漏れも無く、オーバーヒートの後遺症もありませんでした。

こちらのお車、平成22年式 走行距離67000kmとまだまだ若い状態でしたがこのような不具合に見舞われました。

実は輸入車だから特別というわけではなく、国産車でもこのような不具合は起きます。

工業製品ですので部品の不具合が発生する当たり外れは必ずあるのです。

しかし、国産車との大きな違いは部品の価格や部品点数であったり作業の手間が掛かったりすることで修理代が高くなってしまうことでしょう。

それでも今回オーナー様こちらのお車大変気に入っておられ まだまだ大切に乗りたいとのことでした。

大きい修理になってしまいましたがこれからもかわいがってあげてくださいね。

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

トヨタ プロボックス(NCP50)フューエルインジェクター故障

トヨタ プロボックス(NCP50)のご入庫 エンジンがブルブルしてエンジンチェックランプも点灯しているとの事 診断機を使用して故障コードを読み出すと3番シリンダーのミスファイヤーを検出しています。 ミスファイヤー(失火)はうまく爆発していないということですので爆発していない原因を探求します。 イグニッションコイル・スパークプラグの点火系統の不良も考えられますが、他のシリンダーと入れ替えても3番シリンダーの失火は変わりませんので点火系統の異常ではなさそうです。 次に圧縮力になるのですが圧力に関してばらつきは ...

続きを見る

MINI クーパーSD(F55)エンジンマウント切れ・液漏れ

MINI クーパーSD(F55) ディーラにてエンジンマウント切れ・液漏れを指摘されたとの事。 こちらの車両はディーゼルエンジンですが、このモデルはガソリン車でも同様の不具合が非常に多いです。 上部から覗いてもわかりますがホイールハウスの正面から見ると漏れの酷い状態がよくわかります。 液封入タイプのエンジンマウントでイメージでは水風船でエンジンを支えているようなものでただのゴムだけのマウントよりも振動吸収性能は上なのですが風船が破裂するとこのような状態になってしまいます。 当然振動吸収性能は落ちますのでエ ...

続きを見る

ボルボ V70Ⅲ ヒーターホースから冷却水漏れ

ボルボV70Ⅲ 車検整備を行っている際、冷却水漏れを発見いたしました。 ここはエンジンから室内のヒーターユニットへ冷却水を分岐する部分です。 ゴムホースと樹脂パイプの複合部品です。 樹脂パイプも変色していますし、樹脂とゴムホースをクランプしている複数個所から漏れ出しています。 いずれは樹脂部品が完全に割れて冷却水が噴き出たでしょう。 樹脂部品の使用率はどんどん増えていますのでこのような故障はどこのメーカーでもよく見かけるようになりました。 冷却水の量をモニターすることが出来る車両でしたらセンサーを当てにし ...

続きを見る

アウディA5(F5)エアコンコンプレッサー不良

アウディA5(F5) 2.0ターボ エアコンの冷房が全く効かないとの事。 入庫時確かに冷風は一切出ない状態でしたので点検を始めます。 まずはエアコンの冷媒システムの点検の基本である冷媒ガス量を確認します。 やや少なかったものの全く効かないような量ではありませんでしたが、点検を進める上ではガスが規定量入っていることが基本ですので規定の量に調整した上で次の点検に進みます。   次にエアコンガスを圧縮するコンプレッサーの作動状態を確認しますが従来のコンプレッサーはベルトが掛かるプーリー部分にマグネット ...

続きを見る

ニッサン DAYZ(B21W) エンジン掛からない

ニッサン DAYZ(B21W) エンジンが掛からないとお電話が入りました。 エンジンが掛からない状態をよく聞き出します。 ・キーのマークが点灯してクランキングできない。メーターも点かない。 ・キーの電池を変えたが変わらず掛からない。 ・スペアのカギも持ってきたけど掛からない。 ・車両バッテリーは最近交換してある。 上記の状況の中で気になるのが鍵のマークが点灯しているということです。 この車両はキーをプッシュスタートボタンでエンジンを掛けるタイプですのでリモコンの電池が無くなってしまうとボタンを押しても掛か ...

続きを見る

ボルボ V70(875)エンジン不調・エンスト

ボルボV70(875)のご入庫 エンジン不調でエンストしてしまうとのこと。 入庫時はアイドリングがほとんど出来ずエンジンがかかってもすぐにエンストするような状態でエンジンチェックランプも点灯しています。   診断機にて故障コードを読み出すとエアマスセンサーのエラーを検出していました。 エアマスセンサーのコネクターを外すと完調まではいきませんがエンストもせずアイドリングも保持していますのでエアマスセンサーの信号が悪影響を与えていたのは間違いなさそうです。 エアマスセンサーとはエンジンに取り込む空気 ...

続きを見る

いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄②

強制再生もできなくなったこちらの車両、各部点検してDPDに詰まりがあることが確定したので分解洗浄を行うことになりました。 いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄① 外したDPDはこのような形をしています。 中は酸化触媒とDPDのセクションに分かれます。 初めにエンジン側の酸化触媒の入り口を見てみます。 ここはエンジンから出てきた排気ガスをもろに受けるところになりますが大きなススの塊で半分近くふさがっています。 次に分解していきます。 DPDの入り口側はパッと見た感じあまり汚れていないように見えます。 ...

続きを見る

いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄①

いすゞ エルフ(NJR85)のご入庫 DPDの堆積限度を超えてそのたびに対策していましたが(事例リンク)いよいよ強制再生もできなくなってしまいました。 正常な状態ですとDPDの差圧が大きくなるとススで詰まっていると判断して自動的に強制再生が始まります。 しかし、"強制再生を無視したり" "使用過程の不利な癖"などで詰まりが解消しないことが続くとエンジンチェックランプを点灯させてフェイルセーフを掛けます。 ※フェイルセーフはメーカーによって条件や作動の仕方は変わります。   こちらの車両、チェック ...

続きを見る

FIAT パンダⅢ(312)ダブルマスフライホイール破損

FIAT パンダ(312)のご入庫 ディーラーでダブルマスフライホイールの故障を指摘されて当店にいらっしゃいました。 まだ走行できる状態でご入庫されましたがエンジン振動が大きいのとデュアロジックシステムもエラーが出てギア抜けを起こしたそうです。 ディーラーで診断済みとの事ですが、当店でもディーラーでの診断結果と実車を確認した上で同様の診断結果となりダブルマスフライホイールの故障が起きていると判断しました。 基本はクラッチオーバーホールと同様の作業になりますのでトランスミッションを取り外してクラッチを点検し ...

続きを見る

MINI クーパーSDクロスオーバー(R60) チャージランプ点灯

MINI クロスオーバークーパーSD(R60)のご入庫 チャージランプが点灯するとの事。 チャージランプとはバッテリーの形をした警告灯ですがバッテリーの良否を表示しているわけではなく充電系統に異常があることを警告するランプになります。 充電系統のカナメである発電機であるオルタネータを点検すると何やらゴムカスのようなものがベルト周りに多数飛び散っているのがわかりました。 このディーゼルエンジンでよく起こる不具合の可能性があります。 結果として予想通りクランクプーリーのダンパーゴムが剥離したことでプーリー自体 ...

続きを見る

-故障修理・整備, フォルクスワーゲン

© 2026 増高自動車工業有限会社