こんにちは増高自動車 菅野です。
ダイハツ ミラ(L500S)のご入庫です。 S様ありがとうございます。
ご用命は、ヘッドライトがハイもローも点かない。
そのときメーターの中のハイビームインジケーターが点きっぱなしになっているとのこと。
確かにインジケーターは点きっぱなしで、ヘッドライトも点きません。
早速点検を開始します。
今回のような電気不具合の場合、電気は目で見えません、そこでサーキットテスターと呼ばれるもので電気や電気の流れやすさなどをはかりながら不具合箇所を特定していきます。
それとももうひとつ大切なもので、電気の流れる地図のようなもので配線図と呼ばれるものを頼りに、無数にある配線の中から関係する線にテスターを当ててはかります。
今回の不具合の答えは、配線図の赤丸のところでした。
実物はこんな感じになっていました。コネクターと呼ばれる線と線をつなぎ合わせる部分です。
赤丸のところが溶けて電気が流れなくなっていました。
新しい線をバイパスさせて新たな電気の通り道を作り治りました。
アース線と呼ばれるマイナス側の線のコネクタ端子で接触が悪くなったことでそこに熱が発生、さらに熱で酸化が進み抵抗が増え最終的に電気が流れなくなりました。
不具合箇所にはヘッドライトの上下左右全ての電気が通るところなのですが、そこに電気が流れることができなくなったため、同時にすべてのヘッドライトがつかなくなった訳です。
また、インジケーターは別の通り道を通ることで点きっぱなしになりました。
このように電気トラブルは見えない電気を測りながら不具合箇所を探っていく地味な作業ですが、故障探求をして直すことは整備士の醍醐味です。(*^▽^*)
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