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故障修理・整備

大切なブレーキのお話 ドラムブレーキ編

 
こんにちは増高自動車 かんのです。

以前、ディスクブレーキのお話をしましたが、今回は、後ろのブレーキに採用されているドラムブレーキのお話をしたいと思います。

ディスクブレーキではディスクと呼ばれる円盤をブレーキパッドで挟んで止めていましたが、ドラムブレーキでは半月のブレーキシューと呼ばれる部品をドラムの内側から押し広げてブレーキをかける仕組みになっています。

ドラムブレーキも消耗部品で構成されており、大まかに2箇所注意が必要です。

まず一つは
ブレーキシューのライニング(摩擦剤)というところの厚みの減り具合の注意が必要です。

摩擦剤ですので無くなると金属同士がこすれてブレーキが効かなくなってしまいます。
もともと5mmほどの厚みがありますが、写真のように1.5mmはもちろん即交換が必要です。

二つ目は、
シューをペダルからの油圧で押し広げるホイールシリンダーの点検です。

油圧でピストンを動かしているのですが、ゴム部品で密封していますのでゴムの劣化やホイールシリンダー内部が錆びたりするとブレーキフルードが漏れ大変危険な状態になります。

こちらの写真は
ホイールシリンダーの内部ですが、本来ツルッとしていなければならないのですが、錆で侵食してボコボコになってしまっています。
これでは、密封を保つことはできません。
ブレーキオイル(ブレーキフルード)が漏れれば当然ブレーキは効かなくなります。

本来、ドラムブレーキの点検は車検や一年点検時で必須点検項目に入っていますが、ホイールシリンダー内部の点検項目については、あるにはあるのですが分解しなければわかりませんので漏れていなければ見ないという点検を行っているところが非常に多いです。

よって漏れているか否かだけが良否の判定になってしまっています。

ですから格安車検などでは、漏れが確認できなければ、ホイールシリンダーの分解を行わないことが非常に多いんです!!

しかし、ご覧ください!!
こちらのお車は、ブレーキフルードの漏れはなかったのですが内部はこのような状態になっていました。・°・(ノД`)・°・
(それも2年前の車検の際ホイールシリンダーのオーバーホールはしてあります。)



錆が非常に多いです!!漏れていないのが不思議なくらいですね!!

いくら車検に合格したとしても、その後2年間安心して乗れる状態というわけではないということです!!

ブレーキフルードは、大変 吸湿性が強くフルード自体に水分を取り込んでしまいます。よって、ホイールシリンダーを錆びさせ劣化を促進してしまうんです。

ホイールシリンダーのオーバーホールは、出来れば車検毎(2年)に行うことを強くお勧めします!!

当然、費用は掛かりますが、どんな優秀な整備士でも外からではホイールシリンダー内部の状態まではわかりませんので定期的に分解して点検してしまったほうが安心です。

このようにドラムブレーキは、ドラムを外さないと中の状態がわからないつくりですので点検をすることは大変重要なことなんです。
(ドラムを外す事は、分解整備に当たりますので国の認証を受けた工場でしか行うことはできません。)

あなたの命を守る大切なブレーキ 信頼のおける整備工場で適切なアドバイスの元で自動車のメンテナンスをすることを強くお勧めします。

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