MINI クロスオーバークーパーSD(R60)のご入庫

チャージランプが点灯するとの事。
チャージランプとはバッテリーの形をした警告灯ですがバッテリーの良否を表示しているわけではなく充電系統に異常があることを警告するランプになります。
充電系統のカナメである発電機であるオルタネータを点検すると何やらゴムカスのようなものがベルト周りに多数飛び散っているのがわかりました。
このディーゼルエンジンでよく起こる不具合の可能性があります。


結果として予想通りクランクプーリーのダンパーゴムが剥離したことでプーリー自体が空回りしてベルトに駆動力を伝えられずオルタネーターが回せなかったことで充電不良を引き起こしました。

ダンパーゴムが空回りで滑り摩擦で溶けてゴムがあちらこちらに飛び散りました。


これ以上酷いとさらに周辺部品を壊していたでしょう。
このエンジンのクランクプーリー(バイブレーションダンパー)はこの故障が多いので注意が必要です。