栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備

灯火類の進化と憂鬱

自動車に使用される灯火類は周りに自車の存在を知らせたり、これからどのようなアクションをするかを知らせる非常に重要な役割をします。

昔から役割自体に大きな違いはありませんが発光体の種類が最近では大きく変化してきました。

従来はこのようなフィラメントを使用した電球を使用していました。

少し進化したものでフィラメントを使用しているもののハロゲンガスで光が強くなったものもあります。

どちらもフィラメントを使用しているという意味で熱エネルギーを光源とする種類になります。

 

しかし最近は熱エネルギーを光源として使用しない発光体を使用したものが増えてきました。

それは発光ダイオード(LED)です。

LEDはダイオードという半導体でフィラメントのように熱エネルギーを使用しない全く違った仕組みの光源となります。

メリットは発熱量が少なく使用電力が少ない・長寿命など多くあり、家庭用の電球などもどんどんこちらにシフトして普及してきているのでなじみ深くなってきているかもしれません。

自動車ではフィラメントの電球を使用していたランプもどんどんLEDに置き換わって使用率が増えてきています。

電球と違いダイオード自体は球切れのようなことは起きず非常に長寿命なのですが、実際に不灯火にならないのかと言うとそういうわけにはいかないようです。

 

LEDランプの故障事例を紹介します。

ハイマウントストップランプ

LEDが出始めのころは光度も弱く、色も限られていたためメーター照明などに採用されてきて、エクステリアに使われ始めたのがハイマウントストップランプだったのでなじみ深いのですがその分使用期間が長くなりトラブルも多いランプとも言えます。

LEDが採用され始めたころは砲弾型のLEDでした。トヨタの車両ですが平成一桁の時代ですので30年以上前になります。

部分的に点灯していなかったり点灯していても薄く点いているため光としてまばらで保安基準は不適合になります。

 

次に海外の車両ですが部分的に点灯していません。

アッセンブリーで交換するしかありませんが非常に高額になることが頭を悩ませます。

国産・輸入車問わずアッセンブリー交換になったハイマウントストップランプたち。

 

 

次に最近LEDが多くなったテールランプ

一番左だけが点灯していません。

発光体であるLEテールランプ内部にLEDの基盤が入っています。

LED自体はランプと一体でコネクターでこの基盤につながっています。

LED自体の故障ではなくこの基盤の故障なのですが自動車メーカーからはこの基盤の単体供給はありませんので純正での修理方法はランプアッセンブリーの交換になります。

ただこの車両の場合この基盤を社外品で供給されているため部分修理が可能でした。
※社外部品の供給元が隣の大陸製のため信頼性に不安を覚えます。

 

次にサイドウインカーに使用されているLED

内部はこのような基盤に黄色いLEDチップが取り付けられていて発光します。


こちらも基盤故障が原因ですがランプアッセンブリーでの交換が対応手段となります。

 

このようにLEDの普及が増えてきたことで不具合自体も比例して増えてきました。

しかし不灯火になった際、従来の電球タイプのように電球のみ交換すれば復旧できるわけではないことが非常に問題となります。

例えば上記3例の改善方法は正規で行うのであればすべてランプアッセンブリーでの交換になるということです。

不灯火原因の多くはダイオード(LED)自体が壊れるというよりも電源供給の基盤に不具合が起きることがほとんどですのでLEDが長寿命というセリフに間違いはないのですが、ランプの不灯火という意味では長寿命とは言い切れません。

 

ランプ全体での交換では当然部品代は高額になります。

電球1個では数百円や数千円で済んだものがランプアッセンブリーでは何万円や何十万円となることが多いことは頭を悩ませます。

今回紹介したもの以外でもヘッドライトにLEDを採用したものもどんどん増えてきています

国産車の一部ではダイオード基盤が電球のように供給されるものも出てきましたがそれですら電球の価格と同等レベルというわけにはいきません。

脱電球化を進めることで環境問題などに対応したり、デザインの自由化(発光色・発光方法も含めて)など様々な絡みがあることは理解できるのですが、現実壊れた場合はランプ全体での交換がほとんどなので環境的な観点からにしてもユーザーの負担としてでも非常に大きな負担にものになるため、そこまで良いことなのか疑問に感じることが非常に多いです。

せめて壊れにくく信頼性を上げるか、壊れても基盤など部分的に交換が出来ればよいのにと思わざるを得ません。

 

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

トヨタ カローラランクス(ZZE123)

トヨタ カローラランクス(ZZE123) 他店で整備をしてもらっていたが直した部分が部品だけではなく車両側のコンピューターか何か(お客様の言葉ですので不鮮明)がおかしいかもしれないのでそろそろ車の限界かもしれないと言われ困り果ててご来店なさいました。 どのような経緯があったのかわかりませんので問診もかねて聞いていきます。 ①エンジンがブルブルして修理工場に入場 ②ミスファイヤーの診断でスパークプラグとイグニッションコイルを交換したらしい。 ③交換してしばらくして同様の不具合が再発したため再度入場 ④3番シ ...

続きを見る

ニッサン レパード(JHY33)

ニッサン レパード(JHY33) 車検整備でのご入庫 平成9年車ですが走行距離も4万㎞台で大事にしまわれてきた車両と推測されます。新しいオーナー様がメンテナンスもかねて車検整備のご依頼です。 まずは駆動系統のオイル交換 オートマチックトランスミッションオイルの交換   オイルパンを外してしっかりフルードの交換を行います。   走行距離は少な目ですがおそらく一度も交換したことのないフルード交換。 磁石にもそれなりの量の鉄粉が付着していました。 まだ部品供給のあるストレーナーは新品に交換し ...

続きを見る

ゴールデンウィーク期間の休業日のお知らせ

ゴールデンウィークは4月29日(水曜日)から5月6日(水曜日)の間お休みとさせていただきます。 なお5月は9日(土曜日)と日曜日もお休みとさせていただきます。

続きを見る

MINI クーパーS(F56) 樹脂パーツからのオイル・冷却水漏れ

MINI クーパーS(F56) エンジンオイルと冷却水漏れでご入庫 オイルエレメント周辺がオイルでベタベタなのですが尋常な量ではありません。 これだけ大量のオイル漏れの場合単純にパッキンの不良だけとは考えづらいです。 エレメントケースを取り外します。 エレメントケースは樹脂でできていますがパッキンを組付ける溝が割れてしまっています。 これではシールパッキンを押えこむことが出来ず漏れ出すのは当然です。 新しいエレメントケースに交換します。   オイルエレメントケース以外にもエンジン前方にサーモスタ ...

続きを見る

トヨタ エスティマ(ACR50)高い代償

トヨタ エスティマ(ACR50) エンジンが掛からないとのご連絡。 状況をよく聞き出すと前日にメーターのところに置いたコーヒーをこぼしてしまいその時は動いていたが、翌日になってエンジンが掛からなくなってご連絡いただいたという経緯でした。 電話で聞く限り勢いよくクランキングはしているようなのでバッテリーではなさそうですし少しだけ初爆があるがエンジン回転に至らないとの事。 お電話ではお手上げなのでロードサービスにて積載搬送してもらうこととなりました。 コーヒーをこぼしたという状況からして嫌な予感しかありません ...

続きを見る

MINI クロスオーバー(R60)エンジン不調そしてエンスト

MINI クロスオーバー(R60) エンジン不調でエンジンガクガクするとの事で入庫しましたが、当店入庫時にはエンジンは掛からなくなりました。 診断機で故障コードを読み出しますが特に何も検出していませんでいた。 クランキングは正常ですので故障コードを拾わない不具合として考えられる燃料系統を疑います。 燃料ポンプが回っているか確認すると回っていませんでしたので次に燃料ポンプにかかる電気を測定します。 燃料ポンプに正常に電気が来ているのと、ポンプの抵抗が無限大ですのでポンプ自体の不具合と判断してポンプ交換を進め ...

続きを見る

ニッサン ノート(E12)マルチセンシングフロントカメラ故障

ニッサン ノート(E12) メーター内に車がぶつかったような形の警告灯が点いたとのこと。 この警告灯は最近の車両に搭載されている安全システムのエラーです。 診断機にてどの故障コードを検出しているか読み出します。   センシングカメラの故障コードを検出しています。 最近よく起きる故障の一つです。 カメラを交換します。 新品に交換しただけでは車両システムとのアンマッチのエラーが出てしまいますので診断機でコーディングを行います。   コーディングとは新品のカメラに今まで使用していたカメラのソフトを書き ...

続きを見る

アルファロメオ 147TS 純正オーディオ音が出ない

アルファロメオ147TSのご入庫 ご用命は、”オーディオの音が出ない”との事 純正のオーディオシステムですが、標準でBOSE製のユニットが組まれています。 オーディオユニットの電源は入るのですが全く音は出てきません。 他のヘッドユニットに付け替えても音が出ないことからヘッドユニット以外の部分に問題がありそうです。 次にこのBOSEユニットは、トランクにアンプを搭載しているのでアンプを点検します。    アンプへの電源は正常で、アンプを介さずに直接ヘッドユニットとスピーカーをつなぐと音量は小さいながらも音が ...

続きを見る

ルノー メガーヌⅢRS 車検整備

ルノー メガーヌⅢRS 車検整備のご依頼   エンジンの振動が車内に伝わっている感じがしてマウント周辺もオイル漏れのような跡があるとの事。 確かにマウント周辺に何か液体のようなものが飛び散った後が見られます。 これは液封入式のエンジンマウントによくある事象で、内部の液状のシリコンが漏れ出している跡です。 マウントを外すとシリコンがダラダラと流れ出ています。 これではマウントの役目をなさないため振動が伝わったりエンジンの動きが大きくなりアクセルのオンオフでのシャープさも失います。 新しいマウントに ...

続きを見る

アルファロメオ155 スピードメーター不動

アルファロメオ155 v6 車検でのご入庫ですがスピードメーターが動かないとのこと 車検とは保安基準の適合確認ですので、スピードメーターが動かないことは当然不適合になりますし、スピードがわからず運転することは危険ですのでしっかり修理しなければなりません。   診断機で故障コードを読み出すとスピードセンサーの不良を検出しています。 この時代でも当然電気式スピードメーターですのでセンサー(車輪回転部分のセンシング)とメーター内のステップモーターで針を動作します。 故障コードでセンサー異常がある以上ま ...

続きを見る

-故障修理・整備

© 2026 増高自動車工業有限会社