ニッサン スカイライン(V36)のご入庫
車検のご依頼です。
エンジンルームを見てみるとずいぶんと汚い・・・
エンジンルームをパッと見た感じでなんとなくわかります。
まずはエアエレメント
左右バンクそれぞれに1ヶづつありますが、真っ黒でほぼ詰まっています。
ホコリでよく見えませんでしたがこのエンジンの定番エアインテークホースにもヒビが出ています。
次にバッテリーを測定してみます。
やはり計測結果はNG 要交換です。
下廻りは後輪のブレーキパッドの残量がわずかです。
この他にエンジンオイルなどの油脂類の交換も当然行いました。
ヘッドライトの光量・光軸検査です。
ずいぶん劣化して黄ばんで曇っていますが、この状態でテスターで計測すると・・・
曇ったレンズで光が拡散されてしまい光量も足りませんし、光の当たるところと当たらないところの境のカットラインもぼやけてしまっています。
このままでは保安基準をクリアしませんのでレンズを磨きます。
写真で見てもだいぶ綺麗に見えますが実際はかなりクリアになっています。
カットラインがくっきり見えるようになり光を当てたいところにしっかり集まっていて明るくなっています。
レンズの曇りは見た目だけでなく、光を当てたいところにしっかり当たりませんので走行上とても危険です。
最後に定番ですがエアコンフィルターです。
左は新品で活性炭が入っているためもともと茶色です、右は汚れたフィルターで活性炭がないもともと真っ白なものがここまで汚れてしまっていました。
走行上関係ないとはいえここを通った空気を吸うわけですのであまり体には良くありません。
今回の車検でここまで多くのメニューになりました、当然やることが多ければ価格に反映されます。
実は前回の車検時に今回交換した部分は指摘されていたようです。
前回の車検時整備記録簿
2年前にすでに交換を勧められていたので、今回の車検での交換は当然のことです。
もしかしたら当時乗り換えなどを視野に入れていて見送ったのかもしれませんが、乗り続けることになったのでは、車検でないタイミングにでも少しでもメンテナンスを進めておいた方がよかったかと思います。
よく車検代の高い安いという話になりますが、何か作業が増えれば価格は高くなります。
今回の様に交換せざるを得ない状態になってる場合は避けることは出来無くなるので、普段から少しずつでもメンテナンスをしておくことで車検時にまとめて行うことを避けることが出来ますし当然安全に走行も出来ます。