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ニッサン AD(Y12)隠れた故障

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

ニッサン AD(Y12)のご入庫

車検でご入庫ですがお預かりの際、気になることがないか確認しましたが至って調子が良いとの事。

しかし、ユーザーが気が付いていないことでも故障は起きていることも多いものです。

 

エンジンを掛けて暖機を行っても低水温ランプ(青)の消灯が遅いのが気になりました。(外気温10℃前後で肌寒いくらいの時です)

暖機が終わり低水温ランプが消灯した後で、ヒーターを掛けたところまた低水温ランプ(青)が点灯しました!

 

ちなみにこの水温警告灯は以下のような温度での点灯条件となっています。

つまり一度55℃以上に上がった水温が50℃以下に下がってしまったことになります、ちなみにヒーターとエアコンスイッチは同時に付けました。

水温計がありませんので診断機を使い水温センサーの値をモニターするとやはりエアコンを掛けるとみるみる水温が下がっていきます。

エアコンスイッチを入れるとエンジンルームにある電動冷却ファンがコンデンサーを冷やすために回ります。

同時にラジエーターも冷やしてしまいます、正常なサーモスタットならラジエーターに冷却水を行かせないようにするので水温は下がりません。

ここまではっきりとして症状が出ていれば原因はわかります。

 

原因はサーモスタットの開きぱっなしによるオーバークールです。

取り外したサーモスタットはやはり開いたままになっていました。

 

サーモスタットは熱により膨張するワックスペレットと呼ばれるものとスプリングが反発しあい設定温度で開いたり閉じたりします。

新しいサーモスタットに交換して不具合は解消しました。

 

オーバークール(冷え過ぎ)は、オーバーヒートの様にエンジンが破損に至るような故障ではありませんが冬場のヒーターの効きが悪いなど症状として現れます。

また、外気が低いと冷機状態になってしまう為エンジンの制御も冷機時の燃料が濃い状態が続きますので燃費なども悪くなりますし、場合によってはエンジン不調を引き起こしますので放っておいてよいというわけではありません。

 

水温計が付いている車両では水温計の針の動きで不具合に気が付くことが出来ましたが、水温計の省かれランプだけの車両ではなかなかこの故障に気が付くことが出来ません。

外気温の低い冬場でしか気付きづらい症状ですのでお車の年数や距離が経っている車両では注意が必要です。

 

 

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