アルファロメオ155 V6のご入庫
ブレーキが漏れているようで効かないとのご用命
運転席前のエンジンルームからブレーキフルードが垂れています。
ブレーキペダルの先にはブレーキマスターシリンダーと呼ばれるポンプが付いています、そこから漏れだしています。
平成8年式(1996年)でもう20年以上経っています。
アッセンブリーでの交換
マスターシリンダは、注射器のような仕組みでブレーキフルードに圧力を与えます。
それぞれの車輪には、キャリパーやホイールシリンダーが付いていますのでマスターシリンダーからの圧力を受けて作動する仕組みです。
分解してみると大きな錆はなかったものの漏れていますのでゴムのカップが劣化により機密を保つことが出来なくなった模様です。
ブレーキを踏むことで常にここは摺動していますのでゴムのカップも当然傷んできます。
今回はブレーキを操作していなくても漏れ出してきていましたのでかなりの劣化により気密が保てなくなってる状態でした。
ブレーキの油圧部品は必ずゴムパーツを使用しています、劣化は避けられませんので10年経過を目安ですべての部分のオーバーホールを行うことをお勧めします。