MINI(R50)車検でのご入庫
普段からメンテナンスをおこなっているお車ですので大きなトラブルもありませんが、お客様からバッテリーの交換をご依頼されていましたので点検をしてみます。
MINIはバッテリーがエンジンルームにありますが、ケースで覆われていて直接見えません。
ケースを外してバッテリーを見てみると・・・
緑青(ろくしょう)が発生して確かに弱っていそうですね、しかし外見だけでは正確な判断できませんのでバッテリー診断機を使い診断します
やはり、電圧は12V以上ありますが内部の容量はかなり落ち込んでいますね、3年以上使用していますしバッテリー自体をお取替えします。
BOSCHシルバーバッテリーです。
しかし、新しいバッテリーに交換して終わりではありません、十分電気を蓄えたバッテリーの状態で、今度は車両の充電系統(発電機)と始動系統(スターターモーター)のチェックを行います。
※この点検は正しいバッテリー電圧の元で点検をしなければなりません。
こちらのお車、バッテリー以外は正常でした。
バッテリーの役割は、単にエンジンを掛けるためだけではなく、電子制御化された現代の車両では一度バッテリーに電気をプールして安定した電源を各コンピューターに供給するため バッテリー性能の重要性は高まっています。
それに、劣化したバッテリーを使い続けると常に発電機(オルタネーター)は充電し続け負荷が掛かり壊れてしまうこともあるのです。
発電機に負荷が常にかかるのでエンジンの出力も奪われたり燃費も悪くなる弊害が起こります。
バッテリーは3年過ぎたころから急激に性能が落ちてきます、しっかりした診断機でバッテリーの状態を診断するのはもとより、車両の充電状態もその際チェックすることで不意のトラブルを未然に防ぐこともできます。