アルファロメオ ジュリエッタQV(クワドリフォリオ ヴェルデ)のご入庫
タイミングベルト交換のご依頼を受けました。
こちらのお車、1.75L直噴ターボエンジン搭載の高性能モデルです。
エンジンは、かつてのツインスパークとは違う新設計ですがタイミングベルトのレイアウトはとても似た感じに設計されてなんとなく安心します(笑)
下の写真は、ツインスパークエンジンです。
取り外した部品は、ベルト自体に亀裂などはまだありませんでしたがベルトテンショナーはやや緩く、ウォーターポンプは滲み始めていました。
以前のツインスパークの時は4年もしくは4万km走行毎の交換をお勧めしていましたので、新世代エンジンでも今まで通り定期的に交換したほうがよさそうですね。
タイミングベルト交換には、カムシャフト・クランクシャフトともに固定用の特殊工具(SST)が必要なのもいままで通りですね。(エンジンによって形も固定する場所も変わります)
オーナー様自ら4万kmを超えたのでタイミングベルトの交換をご依頼してきて頂いた今回の整備でしたが、結果として正解でした。
現行型のジュリエッタですがやはりイタリア車、手をかけて付き合う必要があることも今までどおりですね。
これでしばらく安心して楽しむことができると喜んでいらっしゃいました。
輸入車を選ばれる方は、”自動車に乗る”というよりも”運転を楽しむ””愛車をよい状態で維持したい”という感覚の方が非常に多く(もちろん国産車を選ばれる方でもいらっしゃいますよ)整備する立場でも喜んでいただけることが多いのが励みになります。
確かに国産車よりも壊れやすかったり、修理・整備代が高くなってしまったりすることも多いのですが、それをも上回る愛車への愛情・愛着が支えているのだと思います。
機械なのに手をかけていれば答えてくれる一面もあるのも楽しいのかもしれません。裏切られることもありますけどね。(笑)