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故障修理・整備 アウディ

AUDI TTクーペ(8J)ヘッドライト光量が出ない

AUDI TTクーペ(8J)車検でのご入庫

灯火類の点検

一件何の問題なさそうですが大きな問題が潜んでいます。

それはヘッドライトの光量です。

左のヘッドライトの光軸調整の上、光量測定を行いますがこちらは全く問題なし。

 

しかし右側は測定が出来ないほど光量が低いです。

肉眼で見比べると何となく右側が暗い感じがしますが実際に測定すると左の1/3ほどしか光量が出ていませんのでこのままでは保安基準不適合です。

このヘッドライトはキセノン(HID)タイプのプロジェクターです。電球に当たるバーナーの劣化で光量が落ちている可能性もありますので新品のバーナーに交換して再度測定しましたがやはり光量は変わりません。

光源であるバーナーに問題は無いことからヘッドライト自体に問題があると判断します。

年数が経っている車両ではヘッドライトレンズが劣化で白化していることがありますがこの車両は磨いてあり,きれいで問題はなさそうです。

そうなるとヘッドライト内部で何かが起きていることになります。

ヘッドライトからリフレクター(反射板)を取り出してみると鏡面になっていなければならないリフレクターが白化して曇っています。

曇りが取れるかもしれないと軽くふき取るとメッキがあっさり剥がれてしまいました。

中古のヘッドライトユニットから正常なリフレクターを取り出して交換します。

正常な状態では鏡のように反射しているのがお分かりになると思います。

交換後、元のバーナーを組付けて測定すると左ヘッドライト同様の光量を取り戻すことが出来ました。

このようにヘッドライト内部にあるリフレクターは光を反射させて前方のプロジェクターレンズで集光して照射する仕組みになっています。
 

リフレクターがうまく反射できなければどんなに光源を明るくしても光量が出ないことがお分かりになるかと思います。
(実際LEDの高輝度タイプも試しましたがまるっきりダメでした。)

光源自体は正常に光っているためパット見た感じではわからず、車検などの際に測定した際に光量低下が明らかになる不具合になります。

光源の熱による劣化・品質不良など様々な要因がありますが今回のようにリフレクターだけ入れ替えが出来るヘッドライトは稀で、ヘッドライトユニットアッセンブリーで対処になることがほとんどですので高額出費になることがとても頭を悩ませます。

国産車も含み同様の不具合が起きやすい車種があるようです。

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