2007年式AUDI A4 ご新規のお客様
”完全に冷えている状態から走り出すと何か前のほうから音がする、しばらく走っていると消えてその後は出なくなる”
とのこと。
ご来店なさったときには異音は出ていません。いろいろな原因を推測をすることは出来ますがやはり異音を聞くことが一番です。
お車をお預かりして、完全に冷えた状態で異音を確認することにします。
完全冷間状態からエンジンを掛けてみます。
特に気になる音は出ていません、しかし走り出しハンドルを少し切ると”ミューン”と異音が聞こえます。ハンドル操作をしなければ異音は出ません。
ハンドル操作に起因するということはパワーステアリング装置になにやら不具合が発生しているようです。
パワーステアリングフルードを確認します。
!!!
パワーステアリングフルードのタンクにほとんどフルードが入っていません!!
どうやらこれが原因で異音が発生していたようです。
オイルレベルが低い為ポンプにエアが噛み込み異音が出ていました。
パワステフルードは温まると膨張するのでオイルレベルが上がった状態になりエアを噛み込まなくなり異音が消えていたようです。
パワーステフルードは基本漏れたりしなければ減るものではありません、しかし各部を点検しても大きな漏れは見つかりませんでした。
しかし、にじみはあります。このようなにじみが積み重なりフルードレベル低下につながったようです。
純正パワステフルードを使いオイルの入れ替えを行いしっかりフルードレベルを調整させていただき、整備完了いたしました完了いたしました。
早期に異変に気付き点検を受けたことでパワステシステムにダメージを与えずにすみました。
何か変だなと思いましたらすぐに点検を受けて下さい。
当店では ”何かおかしいから診てほしい” 大歓迎です、お気軽にどうぞ。