栃木県宇都宮市の整備工場
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ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 ニッサン

ニッサン DAYZ(B21W) エンジン掛からない

ニッサン DAYZ(B21W)

エンジンが掛からないとお電話が入りました。

エンジンが掛からない状態をよく聞き出します。
・キーのマークが点灯してクランキングできない。メーターも点かない。
・キーの電池を変えたが変わらず掛からない。
・スペアのカギも持ってきたけど掛からない。
・車両バッテリーは最近交換してある。

上記の状況の中で気になるのが鍵のマークが点灯しているということです。

この車両はキーをプッシュスタートボタンでエンジンを掛けるタイプですのでリモコンの電池が無くなってしまうとボタンを押しても掛からなくなります。

しかし電池を変えたとのことですので電池の向きなど再度確認してもらいましたが間違っていないとのこと。

次にスペアキーも併せて2個あるようなのでプッシュスタート車両では試してもらいたいことがあるのでやってもらいます。

それはリモコンキー自体をプッシュスタートボタンに押し当てながらボタンを押してもらう方法です。

これは電池が無くなったり、何らかの原因でキーから信号が出力できなくなった場合にキー内部にあるイモビライザーチップをプッシュスタートボタンにある受信アンテナに読み取らせるためこのようなことを行ってもらうのです。

スペアも併せて2個のキーでやってもらいましたがエンジンは掛かりませんので電話での指示では限界と判断してロードサービスを利用して搬送していただくことになりました。

 

搬送されて点検するとやはりキーの認識が出来ずにエンジンがかからないのは間違いなさそうです。

しかしプッシュスタートボタンにキーを押し当てても認識できません、困り果ててお付き合いのある鍵屋さんに相談してみると、”もしかしたら足元のほうにキーを入れるスロットのようなへこみがないか確認してくれ”と言われ見てみると確かにへこみがありそこにキーを差し込むとあっけなくエンジンが掛かりました。
 

 

鍵屋さんも知る限りこのモデルだけはこのようになっておりスロットにイモビライザーを認識するアンテナがあるとのこと。

これで車両が正常と判断出来ましたのでキーが悪いと判断出来ました。

キーを点検すると電池は新しいはずなのにパイロットランプの点灯がなんとなく薄いですし、電池をどかして基盤を見ると何か濡れて乾いたような形跡が見られたのでキーの故障と判断して新しいものと交換します。



新品を先ほどの鍵屋さんにキーの登録をしていただいてすべて正常に作動するようになりました。

キーの電池が無くなってエンジンが掛からないという問い合わせは多く、プッシュスタートボタンに押し当て対処する案内をするのが当たり前になっていて、スロットが別にあることは知りませんでしたし、ユーザー自身で電池交換やスペアキーを用意していたので車両側にトラブルがあるのではないかと勘繰ってしまったことが故障探求の遠回りとなってしまいました。

スペアキーも電池がそもそも使われないイモビチップと金属キー(リモコン機能なし)のみのタイプだったのも混乱の原因でした。

また、ユーザーにキーを水に落としたり洗濯機で洗ったりしていないか確認すると”そういえばずいぶん前に洗ってしまった”とのことで本人も忘れるくらい前に洗ってしまった影響が時を経て不具合として現れました。

 

通常はキーの電池でイモビライザー情報を飛ばすことで車内アンテナが受信してエンジン始動できいるようになっていて、電池がなく飛ばせない場合は緊急用に車内アンテナで読み取れるようになっています。
その緊急用ともいえるアンテナが一般的にはプッシュスタートボタンにあるのですが今回の車両では足元のスロット(キーボックス)だったわけで、取扱説明書を後々よく読んでみると確かに記載はありました。

エンジンのイモビライザー情報だけでなくリモコンドアロックの作動もこの電池で行っていますので早い場合で1年ほどで電池が無くなることもありますのでドアロックの開閉が悪かったりした場合は電池を交換するようにして下さい。

またキー自体は防水ではありませんので洗濯してしまったり水につかるようなことが無いように気を付けてください。

 

 

 

 

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