BMW750(E65)
電動パーキングの警告灯が点灯してパーキングブレーキが掛からないとのこと。
現在、電動パーキングブレーキは軽自動車なども含めて多くのモデルで採用されていますが、この車種の時代では一部の上位モデルで採用され始めた時代のものになります。
電動モーターユニットがトランク内にありモーターが回りギアを回してワイヤーを引いて後輪のキャリパーを聞かせてブレーキするシステムになっています。
しかしユニット内部の歯車が破損してしまうことで作動できなくなるというトラブルが起きます。
実際ユニットを外して内部を見ると樹脂の歯車が割れてしまっています。
純正部品ではユニットアッセンブリーでの交換になるようですが非常に高額になってしまいますので金属製の歯車の社外品で対応することにします。
金属製の歯車に交換してパーキングブレーキを作動させるとこのように動きます。
比較的安い部品で修理できたのは幸いでした。
現在ではキャリパーにモーターユニットが一体になっているものが主流ですので、このようなユニットを使用している車種は見受けられなくなりました。