BMW 420グランクーペ(F36)
ヘッドライト内部のスモールリングが黄色く薄暗いとの事。
点灯していないわけではありませんが黄色く暗いです。
この車両はLEDで点灯させているのですがヘッドライトユニットの上部にLEDのスモールランプユニットがあるため外すとそこに原因がありました。
LEDチップ周辺が焦げた感じになっています。
LEDの相手になるスモールランプのリングはこのように焦げて溶けてしまっています。
スモールランプはリング状に光るのですがその末端にLEDの光を入力することでリング全体が光ファイバーのように光るようになっています。
しかしLEDチップが近すぎたためなのか熱でリング側が溶けて焦げたため光の入力が弱くかつ焦げたことで黄ばんでいたのです。
LED自体はちゃんと点灯しているのでリングとLEDのクリアランスが狭すぎたことが原因と思われます。
ユニット自体もアルミにかなりの放熱フィンがあるので熱が出るのでしょう。
問題はここからでライト側が焦げてしまったということはヘッドライト自体の交換が必要になるということです。
現代車のヘッドライトはアクティブヘッドライトなのでヘッドライト自体にさまざまな機能を持たせているため非常に高額なことが問題になります。
今回も数十万円するヘッドライトユニットの交換を余儀なくされました。
今回の故障は点灯していないというわけではありませんが不灯火に近い不具合ですので保安基準に抵触するでしょう。
修理せざる負えないとは思いますがここまで高額部品ですと故障の事象と価格がつり合いが取れない気がします。