ルノー カングーⅡのご入庫
エンジンが掛からないとのことでご入庫
クランキングは正常にできますが初爆は無くかかる気配はありません、診断機で故障コードの読み出しを行いましたが特に何も検出しません。
このような症状で一番に疑うのは燃料ポンプです。
エンジンとしては単なるガス欠ですので故障コードの検出も無いためです。(一部の車種は燃料圧力に関してもモニターして故障検出するものもあります。)
実際にエンジン側でガソリンが来ていないのも確認できたので燃料ポンプ自体の点検を行います。
しかしこの車両、車体床に燃焼ポンプにアクセスするためのサービスホールがありませんので燃料タンクを降ろさなければなりません。
燃料タンクの上面に燃料ポンプが装着されていますが配線コネクターを外すとそこに原因はありました。
コネクターが焦げています、これでは電気はうまく流れず燃料ポンプは正常に作動しません。
燃料ポンプを部品検索した際にコネクターも同時交換になっていた理由がわかりました。
この車両ではここがよくダメになるそうです。
燃料ポンプと配線コネクターを新しいものに交換して作業完了です。
サービスホールがあれば簡単に点検が出来るのですが、このような車両の場合ある程度見込みで部品も用意しておく必要があります。