ランドローバー フリーランダー2のご入庫
冬場の走行中に水温計を見ると針が下がり安定しておらず、ヒーターの効きも弱いとの事。
症状からしてオーバークールですのでサーモスタットの交換を行います。
サーモスタットはインテークマニホールドの裏にありますのでマニホールドを外してアクセスします。
こちらの車両は横置き直列6気筒エンジン搭載です。
サーモスタット樹脂ケースと一体ですが御覧の通りバラバラになっています。
ケースは樹脂製なのですがそこにバネの力を受け止めるプレートを留める爪がありますがそこが欠けてしまってバネが突っ張れない状態になっています。
これでは突っ張ることが出来ずサーモバルブを開閉することできません、今回は開きっぱなしになりました。
新しいサーモスタットに交換して水温が安定してコントロールすることが出来るようになりました。
現代の車両は樹脂部品の使用率が高くある年数や距離を過ぎると劣化して割れたりして不具合を起こします。
これらをすべてを予防して交換するということは現実的とは言えませんので症状など見落とさないようにして、その都度対処していくほかありません。