ニッサン グロリア(PY30)のご入庫
パワステフルードが大量に漏れ出しているとのこと。
ステアリングを切るとフルードが垂れてくるため漏れ箇所を調べるとパワーステアリングホースから漏れ出していることがわかりました。
圧力ホースが劣化により破れたことで漏れ出しました。
ホースを交換する必要がありますが、漏れ出したホースは製造廃止、漏れ出しそうなもう一本のホースはまだ供給されていたのですがびっくりするほど高額な値段になっていました。
高圧油圧ホースの加工ができる業者を探して修理を依頼しました。
漏れていない側も新品の半額で修理が出来たため2本とも新しいホースに加工して頂きました。
修理したパワステホースに交換して漏れは解消しました。
昭和61年式(1986)で30年以上経つためゴムや樹脂部品は耐用年数を超えてしまっているものも多いのですが、新品部品の供給さえあれば特に問題はありません。
しかし製造サイドからすればそのような部品の製造や在庫管理は経営を非常に圧迫してしまうため事実上難しいものです。
せめて加工できる業者さんなどでカバーできないかと思いますが、こちらも法律的(PL法など)に窮屈になってきているので難しくなってきました。
旧車の維持は部品入手との闘いとも言えます。