FIAT500 1.2のご入庫
スタッドレスタイヤに履き替えの際、ブレーキパッドがほとんどない事がわかりましたので部品を取り寄せ後日早急に入庫していただくことになりました。
再入庫した際にはすでにブレーキパッドは無くなり裏金とディスクローターが擦り始めていました。
ディスクローターも摩耗限度ですのでパッドと合わせて交換します。
こちらの車両にはパッドセンサーと呼ばれるセンサーがパッドに装着されているため基本的には残量が少なくなればメーターに警告灯が出るはずです。
しかし今回、裏金が擦るほどになっても警告灯は点灯しませんでした。
原因はこちら
ブレーキパッドは前左右輪にそれぞれ内側/外側の対で取り付けられています。
しかし、パッドセンサーは左前輪の内側のパッドにしか装着されていません。
ブレーキパッドは様々な条件ですべて均等に減るわけではありません、今回はセンサーが取り付けられていないパッドの方が先に無くなったためこのようなことが起こりました。
パッドが減りセンサーがローターと接触することで、電気的に導通して警告灯を点灯させます。
一般的には前輪/後輪に左右どちらか1ヵ所取り付けられていることが多いです。
後輪にはついていない車両もあります。
※一部の車両ではパッド1枚に対してセンサーが1ヶついていたりキャリパー1基(パッド2枚)に対して1ヶ装備されているものもありますがコストが掛かるため高額な車両に限られます。
本来センサーがあれば警告灯で知らせてくれるはずですが、今回のようなことも多々ありますので過信せず定期的な点検をすることをお勧めします。
定期的な点検をすることで交換の予定なども組めますし安全面だけでなくメンテナンスに掛ける予算などの計画も立てやすくなります。