自動車の法律保安基準の中に”直前直左視界確認”の項目があることをご存知でしょうか?
あまり聞きなれない言葉かもしれませんがSUVなど車高の高い車両で、背の低い子供が車両の直前や直左(助手席下部)の死角に入ると見えず危険な事故につながります。
そこで車両直前や運転席反対側死角になる部分を運転手が確認することが出来るようにしなさいという法律になります。
法律的に平成19年1月以降の製作車両に取り付け義務が施行されています。
一般的にこのようなミラーが多くデザインがイマイチでかっこ悪いと思われて取り外す方もいらっしゃいますが保安基準不適合になりますので絶対に行わないようにしてください。
輸入車など他国で規制がなく取り付け義務のない車両では、日本の法律に合わせるため後付けでカメラを取り付けて使用されることが多くなります。
こちらのお車、助手席側ドアミラー下部に後付けカメラを装着して室内のモニターで見ることが出来るようにしています。
こちらの車両も同様ですがもともと純正で助手席内張りににモニターが埋め込まれています。
保安基準では運転席に座った時に、自動車の前面及び左側面に接する高さ1m、直径0.3mの円柱を確認できることになっていますので背の低い子供の頭(存在)が見えるように考えられた決まりです。
車高が高い車両ならではの法律で安全のためですので、くれぐれも外したりしないようにしてください。
また、社外品のカメラは故障も多くモニターが映らなくなっている事も多いので安全のために早急に修理をするようにしてください。
そしてカメラ・鏡に映らない障害物(人も含め)もあることも注意して運転する必要があります。