レクサス RX450h(GLY20)のご入庫
トランスミッションのフルード交換を承りました。
ハイブリット車両であるこちらのお車は、ハイブリッドビークルトランスアクスルという名称のトランスミッションを搭載しています。
ミッション内部には発電用と駆動用それぞれのモーターが内蔵しており、そこから出力された動力はプラネタリギアなどを介してタイヤや充電側に駆動力を分散しています。
従来のトランスミッションはエンジンからの動力をギア比を利用して適切な駆動力としてタイヤに伝える役目をしていましたが、この車両はその仕組みプラス発電や駆動モーターを搭載しています。
仕組みとしては複雑なものになってきてはいますが歯車などは入っているわけですし、かなり高温になるらしく空冷/水冷両方のクーラーを装備して冷却しているのでフルードに掛かる負担は大きそうです。
今回は圧送式フルードチェンジャーを使用してフルードを交換することになりました。
抜き出したフルードは初めは真っ黒です。
繰り返していくうちに透明度のある綺麗なフルードに入れ替わっていきます。
どのモデルのトランスミッションでも汚れなどは防げないのがお分かりになると思います。
※構造上、歯車やクラッチなどを使用している以上摩耗した金属粉などで汚れます。
当店ではこのようにトランスミッションのタイプにかかわらずフルード交換を行っております。
AT・MTだけでなく現代はCVT・DCT・ハイブリットなど様々なトランスミッションのタイプが存在するのですがどのミッションでもオイル(フルード)が必ず使用されています。
しかし世間ではフルード交換の必要・不必要に関しては様々な考え方が飛び交うことで混乱をもたらしているようです。
交換不要と一部のメーカーで指示されていたり、交換すると壊れるなどの情報が流れることからこのようなことが起きるようです。
交換作業の内容をご覧になり参考にしてみてください。