ニッサン セレナ(C25)のご入庫
エンジンオイル交換で入庫の際に冷却水のリザーバータンクが空になっているのを発見しました。
冷却水が漏れている可能性が有るので点検してみるとラジエーターからかなり漏れがありました。
緑色のものが冷却水でかなり漏れているのがわかります。
アッパータンクとコアのカシメ部分から漏れています。
新品のラジエーターに交換します。
このラジエーターは上下の黒いタンクと、放熱をするアルミのコアで構成されています。
このラジエーターの中に冷却水を流して放熱をさせるのですが、上のタンク(アッパータンク)は放熱する前の熱い冷却水が流れるため傷みやすいのが特徴です。
このタンクもアッパーホース取り付け部分が劣化で茶色く変色していて、いつ割れて冷却水が漏れても不思議のない状態でした。
アッパータンクだけを新しくすることも可能ですが走行距離16万kmに達しているため他の部分の傷みもあることを考慮して新品に交換しました。
昔のラジエーターは真鍮などの金属でできていましたが、現代のものは樹脂とアルミの組み合わせがほとんどで樹脂部分が突然割れてオーバーヒートを起こすこともあるのである程度年数や距離が伸びている場合は注意が必要になります。