MINI Cooper S(R56)のご入庫
駐車場に何かが垂れた跡があるとの事でご入庫
下廻りから点検してみるとウォーターポンプから冷却水が漏れているのとエンジンオイル漏れが酷くオイルパン付近までオイルで濡れているのを確認することが出来ました。
このモデル定番の不具合と言える事象です。
まずはウォーターポンプの交換から。
シャフトシールからの漏れですので寿命と言えます。
次のここもよく漏れる箇所でヒートエクスチェンジャー(熱交換器)のパッキンです。
オイルエレメントケースに付くことが多いこの部品、このようなゴムパッキンだけで水路・油路を分け隔てています。
欧州車で採用されることが多い構造で劣化をすると、エンジンオイルだけでなく冷却水も漏れるのでここも要注意です。
今回は取り外してみると水路のパッキンに何やら液状ガスケットを塗った跡があるので以前何かほどこした形跡がありました。
ある程度、年数や距離が伸びた車ではこのようにゴム部品の劣化による漏れが多くなってきます。
漏れが酷いと2次的な不具合を見逃したり最悪車両火災など重篤な不具合を引き起こす可能性も在りますので注意が必要です。