栃木県宇都宮市の整備工場
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ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 ホンダ

ホンダ S2000 (AP2)ブレーキ不具合

ホンダ S2000(AP2)のご入庫

先日、前輪のブレーキパッドが無くなり交換した際に、ブレーキパッドの偏摩耗とディスクローターの摩耗が進んでいたためお取替えをお勧めしていました

今回は、残ったディスクローターの交換とブレーキパッドの偏摩耗がありキャリパーの動きに不調があることが予測できたためキャリパーのオーバーホールを行います。

予想通りブレーキキャリパーのピストンを抜き出すと錆と黒く固まったグリスがこびりついています。

これではピストンの動きはスムーズでなく引きずりを起こし偏摩耗してしまいます。


 

それでも錆の浸食は進んでいなかったので綺麗に錆びを落としたうえで新しいシールキットで組みなおしました。

 

次にディスクローターです。

見るからに摩耗が進んでしまっています。

摩耗が少なければ研磨することも可能ですがここまで摩耗すると最低厚み限度を下回りますので研磨は無理です。

実際、厚みを測定してみますと22.81mmです。

最低厚み限度は23.0mmですのですでに限界を下回っているということです。

 

新しいディスクに交換しました。

 

ディスクブレーキは、なかなかトラブルが無ければオーバーホールすることはない部位ですが、こちらのお車、平成20年式で走行距離8万km代とそんなに古くもありませんでしたがこれだけのトラブルを抱えていました。

ブレーキパッド交換の際に、ピストンの動きが悪くて気が付くこともありますが、なるべくでしたらトラブルが起きる前に予防はしておきたいものです。

年数が経って いつオーバーホールしたかわからない場合などは一度予防も含めてオーバーホールしておく事で不安を払しょくすることが出来ます。

 

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