メルセデスベンツ S350のご入庫
車検整備のご依頼ですが、走行距離も少なく故障のたぐいは特にありません、とはいえメンテナンスを実施する良い機会ですので油脂類の交換、エアコンのフィルターの交換を進めます。
エンジンオイルとオイルエレメントを交換します。
使用するオイルは、WURTH(ウルト)のエンデュランスⅢです。
ドイツのWURTHは、ドイツの自動車メーカーからも推進されている優良メーカーです。
ドイツの自動車メーカーでは、エンジンオイルのロングライフ化が進んでおり各社メーカーでの新規格を持っています。
このエンデュランスⅢはもちろん規格をクリアしているエンジンオイルです。
・API SN ACEA C3
・VW 504 00/507 00
・MB-Approval 229.31/229.51(メルセデスベンツ規格)
・BMW Longlife-04
基本であるACEAやAPI規格も高水準でクリアしていますし、数々の自動車メーカーからも推奨されていながら比較的リーズナブルに提供できるオイルですのでお勧めです。
オイルエレメントも同時に交換、真っ黒です。
次にブレーキパッドの鳴きを気になさっていましたので点検
ブレーキディスクロータが摩耗したため、ディスクのふちがパッドと干渉していた模様
パッドの残量もまだありますので干渉部分を削り落として対処いたしました。
まだ3万km代なのにローターの摩耗はかなり早いですね、しかしローターも摩耗させることが設計思想でこれがこの車両のブレーキタッチに繋がりますのでしょうがありません。
その他にエアコンフィルター(ポーレンフィルター)の交換
ワイパーも交換
点検後にはサービスインスペクションのリセット
3万km代と比較的消耗が進んでいない状態と思われましたが、メンテナンスが必要な部分はこのように在ります。
車齢の若いうちにどのように手入れされてきたかで、5年後10年後の姿が変わってきます。
まだ新しいからとメンテナンスを後回しにするよりも、将来を想像して手を掛けてあげると良い状態が長く続きます。