BMW X3のご入庫
別の不具合でご入庫していたのですが故障診断の際、警告灯を点灯させる前の隠れた故障を検出しているのを発見しました。
フォルトコード 2EF7 DME特性マップ制御式サーモスタット制御
こちらのモデルは、電動ウォーターポンプとサーモスタットを採用して、水温の管理を特性マップと呼ばれるプログラムで無駄なくコントロールするシステムになっています。
しかし、水温のコントロールがマップからずれてしまう(コントロールできない)と今回のような故障コードを検出することになります。
原因としては、サーモスタットですが、よく壊れると悪名高い電動ウォーターポンプも同時に交換する事になりました。
※この二つの部品は繋がっていてどちらか交換するにも取り外す必要があります。
交換後は、故障コードは検出することはなくなりました。
現代の自動車は細かく制御することで今までなしえなかった様々な性能を引き出しています。(燃費や排気ガスと両立できる加速性能など)
しかし、その制御を行うためには今まで使っていなかった部品や高額な部品を使用することとなりました。
壊れなければとても素晴らしいものですが、残念ながら機械はいつかは壊れます,壊れたときに修理代が大きくなってしまうのは悩みの種です。